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「シャボン玉でこんなにきれいな模様ができた!」(5歳児)
地域の方から、金魚すくいで余ったポイをたくさんいただきました。子ども達と毛糸を巻いて、シャボン玉をすることにしました。ただのシャボン玉ではなく、液に着色したシャボン玉です。わくわくロードのフェンスに長い模造紙を用意し、紙に向かってシャボン玉を膨らませると、パチンとはじけて模様がつきます。「なかなかうまく膨らまへん」「そうっとしたらできるで」「うわー!顔にかかった!」と、友達とわいわい言いながらシャボン玉遊びを楽しみました。
遊んだ後に感想を聞いてみると、「最初はうまくできなかったけど、何回もしたらできるようになって嬉しかった」「みんなでしたからこんなに素敵な絵になった」と、話していました。
垂れてきた液で手も素敵な色に染まりましたが、地域の方のおかげでまた一つ楽しい経験をさせていただくことができました。
「キリンよりでっかいんやな!」(4歳児 ひまわり組)
屋根の修理のため工事をしてくださっている方たちが、クレーン車を間近で見せてくださいました。「あのキリンみたいなの見に行くの?」とワクワクな様子でした。
荷物を屋根の上まで運ぶ様子や長く伸びたクレーンの部分を短くするところなど、なかなかみることができない様子に真剣な表情の子どもたちでした。
工事業者の方に質問もしました。「高さはどれくらいですか?」「24.4メートルあるよ」「キリンは8メートルやから、キリンよりでっかいんやな!」と自分の知っているものと比べたり、「あの角みたいなのは何ですか?」「今伸びているクレーンの部分が短くなった時にグラグラ動かないように止めるところだよ」など、興味をもってクレーン車を見て、いろいろな質問をしていました。大人でも気付かない細かな部分もよく見ているんだなと感心しました。
保育室に帰り、間近で見たクレーン車の絵をかきました。大きなクレーン車、紙も大きくしたり、「キリンの首みたいなところ、めっちゃ長かったな~」「カブトムシみたいに強い足で体を支えてたな」と、思い出したりしながら絵具でのびのびかき進めていました。
これからも経験したことをいろいろな方法で表現していきたいなと思っています。
「クレーン車ってすごい!」
園舎の屋根の工事に、とても背が高いクレーン車がきました。資材が到着するまでなら見学できるよと、業者の方が声をかけてくださったので、クレーン車の近くまで見に行きました。
近くで見るクレーン車は「雲まで届きそう!」と、その高さに驚いていました。子ども達の目の前で操縦もしていただき、資材をどうやって屋根の上まで運んでいるのかを見せていただきました。
「あんなに早く屋根の上までいけるんだ!」と、見上げながらクレーン車のすごさを感じていました。
子ども達からは、クレーン車の土台の形についてや、突起物は何のためについているのかなどの質問があり、操縦してくださっている方が丁寧に説明してくださいました。
工事中も保育室の窓の外から優しく手を振ってくださる業者さん達にますます親しみが増しました。
「いろんな形のお芋!」
6月にみんなでわくわく畑に植えたサツマイモ。待ちに待った収穫の日を迎えました。
5歳児は今までの経験を思い出しながら「みんなで引っ張ろう」「もうちょっと」と、友達と声を掛け合う姿がありました。収穫できたサツマイモを友達と比べたり「ほら、こんなおイモが土の中から出てきたよ」と3歳児に見せたりして喜んでいました。
サツマイモの収穫をしました。5歳児さんが先に掘る様子を見せてもらい、「手をモグラみたいにするんだよ」「スコップみたいに手をとんがらせて掘るといいよ」と教えてもらい、次はひまわり組です。
葉っぱをかき分け、長いつるを引っ張ります。「どこにあるんあかな」と手でつるの根元を掘っていきます。手で土を掘っていくと「あ、見えた!」と、続々とサツマイモが顔をだしてきました。
「やったー!」「細長いお芋や」「小さくてかわいいお芋!」「つるにつながったままのお芋!」と、大きさや形などに興味をもっていました。
3歳児は初めてのサツマイモの収穫に「どこに隠れてるかな」と、先生と一緒に葉っぱの下をのぞき込む姿がありました。「うんとこしょ、どっこいしょ」とツルを引っ張ると、大きなおイモやかわいいおイモが土から顔を出しました。「やったー」とサツマイモを手に笑顔がたくさん見られました。
サツマイモのつるでもひっぱりあいをしたり、リースのように巻いて、冠をつくったりして遊びました。
いろいろな大きさのサツマイモ、一人一つ以上収穫できて、大満足の子ども達でした。
「収穫したサツマイモをどうするか」5歳児みんなで話し合いました。「全部で何個とれたか、数えてみたい」「どのくらいの重さになったのか調べてみよう」と、たくさんの意見が出ました。ブルーシートの上に「1、2、3・・・」と、協力しながら数えていきます。「164!」かわいいおイモから大きなおイモまで全部合わせて164本のサツマイモが収穫できました。お部屋に戻ってからは、いつも体重計測で使っている体重計で重さも量ってみました。「8400グラム」の重さにびっくりする姿がありました。
栽培活動を通し、植物の生長に興味をもつことで、収穫の喜びを味わうことができました。それぞれの学年で感じたことや考えたことをクラスや学年で話し合い、次の活動につなげていきたいと思います。たくさん収穫できたサツマイモですが、大きなものから小指ほどのものまで形も大きさも様々なので、5歳児の子ども達で話し合い、こども園の給食で提供していただくことになりました。食べる日が待ち遠しいですね。お楽しみに!