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都祁水分神社

自分と向き合う、静寂の場所。
都祁水分神社

都祁水分神社は、奈良県にある大和国水分四社(都祁・宇陀・吉野・葛城)の一つで、古来水分信仰の聖地として崇拝されてきた。鳥居をくぐれば、砂利を敷き詰めた参道がまっすぐに続く。

その正面に社が位置し、拝殿の前にある能舞台も圧倒的な存在感を醸している。

総丹塗りの本殿は国の重要文化財に指定され、檜皮葺の屋根が令和元年(2019年)に葺き替えられ、

令和2年(2020年)には式年御造営を迎える。

 

木々に囲まれた境内の神聖な緊張感が体感できる場所。

アクセス:名阪国道針IC下りて、南西方向に車で約10分

 

都祁水分神社公式ホームページ(外部リンク)<外部リンク>

※本殿の写真は特別な許可を得て撮影しています。 

Information

都祁水分神社

場所

都祁水分神社

住所

奈良県奈良市都祁友田町182

電話番号

0743-82-0097

駐車場

有り
周囲を囲む森の木々に注目
木肌が露わな木々
周囲を囲む森の木々に注目
2019年に本殿の檜皮葺きの屋根が葺き替えられた。その檜皮の多くは周りを囲む森から取ったものとのこと。全国の檜皮葺きにも使われるので、時期が合えば檜皮を取った後の赤い木肌の木々を見ることができる。
阿像は雄、吽像は雌の狛犬
本殿脇にある一対の狛犬
阿像は雄、吽像は雌の狛犬
本殿の階段下に置かれる「狛犬」は「阿」像には雄の、「吽」像には雌の性器が刻され、尾の部分にはそれぞれ蕨手(わらびで)状のもの、若葉状のものがついている。制作年代銘等はないが、鎌倉末期ごろのものといわれている。
万葉集にも登場する古い井戸
山辺の御井
万葉集にも登場する古い井戸
神社の北側、本殿に向かって左側の森の中に入っていくと、「閼伽井(あかい:お供えする水を組む井戸)」と称される古い井戸がある。その井戸の傍らに石の灯篭があり、

山の辺の御井を身がてり神風の伊勢処女等相みつるかも

との万葉集巻第一に記される和歌が彫られている。万葉集に見える「山辺の御井」と推定されているものである。
(訳)かねて見たいと思っていた山の辺の聖水を見ることができた。そのうえ神風の吹く伊勢の聖処女も見たことだ。
(訳「万葉集」中西進 講談社文庫より)
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