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柳生街道

歴史をなぞり、歩く古道。
柳生街道

春日山と高円山の谷あいの道を通り、奈良市街地から柳生まで通じる古道、柳生街道。

沿道に誓多林(せたりん)、大慈仙(だいじせん)、忍辱山(にんにくせん)など、インドの聖地に見立てた仏教由来の地名が今でも残っていることから、奈良・平安時代にはすでの山岳仏教の道場となっていたと考えられる。

今から約450年前に柳生新陰流が興されて以来、柳生の里には柳生街道を通り、「柳生の剣」を求める武士が行き交ったと言われている。

コースや場所によって様々な時代・風景・自然の表情を感じることができる。

アクセス:柳生街道「滝坂の道」のスタート地点までは、近鉄奈良駅前から「破石町(わりいしちょう)」バス停下車(近鉄奈良駅から破石町バス停までは徒歩で約20分)

柳生街道散策ガイドブック [PDFファイル/5.69MB]

Information

柳生街道

電話番号

奈良市東部出張所(0742-93-0001)
柳生観光協会(0742-94-0002)
滝坂の道
苔むす石仏に歴史の気配
滝坂の道
奈良市市街地から柳生までの道のりの前半にあたるのが「滝坂の道」。不揃いの石を敷き詰めた石畳が続く。将軍家の兵法指南役であった柳生家が大名だった時代に街道の行き来をよくしようと改修した名残といわれている。
山岳仏教の信仰の対象となっていた石仏がたくさん残り、今も昔も旅人を優しく見守る。
剣豪の道
タイムトリップする風景
剣豪の道
円成寺から剣聖の里柳生へつづく「剣豪の道」。
眼下一面に広がる田園風景はおすすめのビュースポット。
柳生城主、但馬守宗矩(たじまのかみむねのり)とその妻おふじの出会いにまつわる逸話が残る「おふじの井戸」など柳生家にまつわる旧跡や、南明寺(なんみょうじ)、山口神社など歴史や人々の信仰と感謝の念が感じられるスポットが多数ある。
柳生・笠置の道
阿対の石仏
柳生・笠置の道
柳生宗矩の長男として生まれた十兵衛が植えたとされる十兵衛杉や、室町時代から残る、阿弥陀如来立像などが刻まれた阿対(あたや)の石仏を見ながら笠置に向かう道。
笠置山と山頂にある笠置寺にも巨岩、奇石が多く、特異な景観に出会いながら柳生街道の終点を迎える。
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