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木造釈迦如来坐像

 伝香寺の本尊として本堂(重要文化財)に安置されています。本堂は筒井順慶(1549-84)の菩提を弔うため天正13年(1585)に建立されたもので、本像も同じころの作とみられます。
 均整のとれた端正な像容であり、衣文も流麗で、截金(きりかね)文様をほどこして丁寧に仕上げられ、この時期の仏像のなかで出色の作行を示しています。
 作者は、銘文から「なら下御門」(しもみかど)の仏師「宗貞」(そうてい)と判明します。下御門は奈良町地域に今も残る町名であり、近年の研究により、宿院仏師源次の子である源四郎が、のちに下御門で独立し宗貞を名乗ったと考えられています。宗貞は、豊臣秀吉が天正14年に発願した、京都・方広寺の大仏造立を手がけた仏師としても知られています。 
 

件名 木造釈迦如来坐像
かな もくぞうしゃかにょらいざぞう
数量 1躯
指定(分類) 奈良市指定文化財(彫刻)
指定日 昭和60年3月7日
所在(有) 奈良市小川町 伝香寺
小学校区 椿井
形状等 像高60.6cm 台座高73.0cm 光背高98.1cm
光背ほぞ墨書 「なら/下御門/宗貞作/大仏師」
(/は改行を表す)
備考 桃山時代
木造釈迦如来坐像

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