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奈良市内のインフルエンザ患者数が注意報から解除されました
奈良市内のインフルエンザ患者数が注意報から解除されました
奈良市のインフルエンザ定点医療機関あたりの患者報告数が令和元年第51週(12月16日~12月22日)から注意報レベル基準値である『10』を上回っていましたが、令和2年第6週(2月3日~2月9日)で、『6.86』となり注意報の値を下回りました。
これまでインフルエンザA型の流行が見られいましたが、現在インフルエンザB型が発生しておりますので、引き続き感染対策の手洗い・咳エチケット・マスクの着用などを徹底しましょう。
インフルエンザと普通の風邪の違いについて
インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く、あわせて咳、鼻水などのような風邪症状も現れます。インフルエンザは、子どもがかかると脳炎や脳症を、高齢者や気管支喘息、心臓病などの基礎疾患をもつ人は、肺炎などの合併症をおこすことがあり、重症化すると死に至ることもあります。「ただの風邪」と侮らず対応が大切です。
インフルエンザにかからないために
インフルエンザは、インフルエンザにかかっている人の咳、くしゃみ、つばなどに含まれるウイルスがのどや鼻の粘膜につくことで感染します。
- 周囲の人にうつさないよう「咳エチケット」に心掛けましょう。
※「咳エチケット」とは・・・咳やしゃくみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用する。マスクがない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえる。 - 人混みや繁華街への外出を控えたり、外出時にはマスクを着用しましょう。
- 手洗いをこまめに行いましょう。
- インフルエンザの予防接種は、発症をある程度抑える効果やかかった場合に重症化を予防する効果があります。
- 日頃からバランスのよい食事をとること、過労や睡眠不足にならないよう十分な休養をとることも大切です。規則正しい生活を送りましょう。
- 空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなりますので、室内の加湿も有効です。
かかってしまった場合に気をつけること
実際にかかってしまった場合の対処方法は、他の病気にも言えることですが、早めに治療し、体を休めることです。自分の体を守ることだけではなく、周りの人にうつさないという意味でも大変大切なことです。
- 早めに医療機関を受診して治療を受けてください。受診してインフルエンザかどうかを診断してもらいます。
- 安静にして休養をとりましょう。特に睡眠を十分にとることが大切です。
- 水分を十分にとりましょう。お茶・ジュース・スープなど飲みたいものを飲みましょう。
- 咳やくしゃみ等の症状がある時は周りの方にうつさないためにマスクを着用しましょう。
リンク
・奈良県感染症情報センター<外部リンク>
・国立感染症研究所感染症情報センター インフルエンザ関連情報<外部リンク>
・厚生労働省 インフルエンザ関連情報<外部リンク>