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奈良しみんだより平成28年2月号(テキスト版)2~5ページ 特集:東アジア文化都市2016

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

東アジア文化都市

2016年、奈良市は「東アジア文化都市」開催都市に

「東アジア域内の相互理解や連帯感を高め、その多様な文化の国際発信力を強化する」
それが「東アジア文化都市」がめざしているものです。
2011年に奈良市で第3回日中韓文化大臣会合が開催された際に日本が提案し実現したこの事業は、毎年、日中韓3か国で文化芸術による発展をめざす都市を選び、開催都市がその特徴を生かして、現代の芸術や伝統、多彩な生活文化に関連する様々なプログラムを実施するものです。
2016年ついに「東アジア文化都市」が、その生誕の地「奈良市」を舞台にはじまります。

東アジア文化都市2016の開催都市

2015年12月20日に行われた、第7回日中韓文化大臣会合において、日本では奈良市が、中国では寧波市、韓国では済州特別自治道が、それぞれ「2016年東アジア文化都市」開催都市に正式決定しました。

  • 日本/奈良市人口:約36万人面積:277平方キロメートル
    奈良市は、奈良時代に都が置かれ、当時からアジア諸国との交流を盛んに行っていました。現在は8つの世界遺産を有するなど、文化財を多数抱える国際文化観光都市です。
  • 中国/寧波(ニンポー)市人口:約766.3万人面積:9,714平方キロメートル
    寧波市は、中国の海岸線の中央に位置し、大海に面する進取の気性を持つ都市です。貿易都市として栄えた歴史から、日本との関わりも深く、遣唐使の中国発着の港として知られています。
  • 韓国/済州(チェジュ)特別自治道人口:約61万人面積:1,848平方キロメートル
    済州特別自治道は、韓国本土南西部に位置する済州島全体と牛島、馬羅島などの付属小島嶼からなる行政区です。娯楽・観光施設が多くあり、海産物も豊富なことから、国内外からの観光客が多い都市です。

古都奈良から多様性のアジアへ

新たな価値ある舞台芸術・美術・食・学術による文化交流事業に

日中韓は一衣帯水とも言うべき海をとおして交流してきました。平城の奈良は、多様多層な人々が交錯し、交流する日本史上もっとも開かれた都市であったかも知れません。そして今、2016年、環境的、政治的に厳しいなか、東アジア文化都市が『奈良、寧波、済州』で開かれることの意味は大きいと思います。奈良の骨格をつくっているのは社寺です。地霊が降り漂う土地に、海外の思想・技術の流入と、身体化させていく壮大な試行が行われました。過去を踏まえ、現代の課題を見据え、未来を展望する東アジア文化都市事業は、今に続く都市の骨格と生活を、世界文化遺産である社寺等を舞台に、奈良の魅力を発信し、芸術によって明らかにし寿ごうというものです。
新しい文物・人物を積極的に取り入れ、自らの文化として変換させてきたことを体感できる場所として奈良の社寺があります。その雄大さや解放感は他の都市の社寺で感じることはできません。これらの社寺を舞台に、文化の伝播ルートの国々を代表する第一線のアーティストが作品を制作します。それは、私たちが生きる現代の世界を、古の開かれた国際性の中に重ねて観る、1300年という時間と、大陸をまたいだ空間を横断する試みです。
東アジアの海は緊張状態が続いています。しかし、古来、海は交流の海でありました。2016年に選ばれた3都市はいずれもが、海を通してそのアイデンティティと文化を築いてきた都市です。人や文物と交流することを求めて危険を顧みずに海をわたった古の人々に負うことない、新たな価値ある舞台芸術・美術・食・学術による文化交流事業となることを期待しています。

北川フラム氏
事業アドバイザー1946年新潟県生まれ。アートディレクター。東京芸術大学美術学部卒業。「アントニオ・ガウディ展」、「ファーレ立川アートプロジェクト」等をプロデュース。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2000年~)、「瀬戸内国際芸術祭」(2010年~)の総合ディレクター

(第7回日中韓文化大臣会合でのコメント)

悠久の歴史が息づく奈良市

義家弘介 文部科学副大臣
私にとって奈良市は、初めての修学旅行先で、「これぞ日本だ!」と少年時代に強烈に心に残っているまちです。世界中の多くの人々が奈良市を訪れるとき、まさに悠久の歴史とともに歩んでいるまちを体感していただけると思います。日本を挙げて奈良市を盛り立てていきたいと思っています。

日中韓の交流は太古の昔から

青柳正規 文化庁長官
日本の最古の都市である奈良で、この文化都市が開催されるのは大変意義があることだと思います。特に、寧波は古くからわが国と海上貿易や人材交流を行ってきた都市であり、奈良で一緒に文化交流ができるのを楽しみにしています。日中韓で文化の理解と交流がますます盛んになるということで、奈良市には大変期待しています。

東アジアにおける奈良の存在感を

仲川げん 奈良市長
東アジア文化都市に奈良市が選ばれ、非常にうれしく思っています。1年という限られた時間で、しっかりと奈良らしい質の高いプログラムを提供していきたいと思っています。日中韓3か国ということでは外交面で様々な軋轢がありますが、「文化」の持つ力はそれを内包した上で、さらに大きく乗り越えていく架け橋になると考えています。「日本のはじまりの地・奈良」としての役割をしっかりと果たし、東アジアにおける存在感を高めてまいりたいと思います。

「舞台芸術」「美術」「食」を切口に、アジアの文化的共通性をつむぐ

基幹事業

「舞台芸術」「美術」「食」の3つの分野を柱にそれぞれのジャンルに専門ディレクターを配し、質の高いプログラムを、特に9~10月をコア期間とし、展開します。

奈良発祥といわれる食をテーマにした体験プログラム(通年)
集客参加型プログラム(通年)

シンポジウム会場、舞台芸術、美術会場付近でのイベント

シンポジウム(4月)

春日大社にまつわる食文化のルーツや、食にまつわる伝統建築の見学など、五感に響く体験型プログラム

奈良が世界に誇る歴史的な場所でのアートインスタレーション(コア期間)

シルクロードにまつわる日本までの文化伝播ルート上の各国から、国を代表する現代美術作家を招へい、インスタレーションを制作・展示します。
※アートインスタレーション:場所や空間全体を作品として体験させる芸術

奈良町の町家を舞台としたアートプロジェクト(コア期間)

アートを鑑賞しながらまちなかを散策できるように会場を選定し、インスタレーションやワークショップ等を展開します。

集客発信型の野外舞台公演(コア期間)

奈良の貴重な歴史・文化遺産や古代都城文化を有する場所で現代演劇を上演することにより、国際交流都市奈良への理解向上を図ります。
劇団「維新派」
野外でしか成し得ない「一回性の劇場」にこだわり公演を行っています。公演時には通称「屋台村」と呼ばれる、さまざまな食事や雑貨やライブステージ空間を併設することで劇場全体が祝祭的なムードを持った「架空都市」になること等が国内外の多くの観客を魅了し続けています。東アジア文化都市事業に向けて新たに創作した作品を上演します。

次代の奈良を育てる市民参加型の創作オペラ

高校生演劇のワークショップと公演(7~12月)
市民が主体的に参加し、演じるプログラムを実施することで、次代の奈良の文化育成に寄与します。
万葉オペラ・ラボ
オペラの研鑽を積みながら奈良の芸術・文化・歴史の魅力を探求し発信する事業として、平成23年春にスタートした芸術団体です。ソリストをめざして専門的に学ぶ学生や若手演奏家による「ラボスタジオ」、小学生から中学生までの子どもたちによる「ラボキッズ」、歌の好きな市民による「ラボフレンズ」の3グループから成ります。この事業においては、「遣唐使物語-名も無き民へのオマージュ」を披露します。

舞台芸術ディレクター平田オリザ氏より

基幹事業の一つである舞台芸術部門は、日本を代表する劇団による、国内外からも集客が見込める大きな野外公演と、市民の皆さんに支えられるオペラ、高校生演劇を軸に展開します。野外公演では、維新派の新作と、アヴィニヨンフェスティバルに正式招待されるなど話題を呼んだ静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「マハーバーラタ」を上演します。古の平城人が見た風景を、現代的な視点で再現するような画期的な上演となることでしょう。ただ単に公演を打つだけではなく、他の部門とも連動させ回遊性を高め、奈良の潜在能力を掘り起こすような企画になればと願っています。この一連の上演が、今後の奈良市のパフォーミングアーツ振興の基礎となり、財産となっていくように願っています。

平田オリザ氏
1962年東京都生まれ。劇作家、演出家。こまばアゴラ劇場芸術監督、劇団「青年団」主宰

「東アジア文化都市2016奈良市」オープニング

第1部 記念シンポジウム

  • 日時 3月26日(土曜日)午後4時~6時(開場:午後3時半)
  • 会場 東大寺総合文化センター金鐘ホール
  • テーマ 「移動と文化-黒潮文化圏としての東アジアから未来を展望する」
  • 出演者 コーディネーター 北川フラム、パネリスト 青柳正規(文化庁長官)、伊藤亞人(東京大学名誉教授)、小島毅(東京大学大学院教授)、王勇(浙江工商大学教授)、全京秀(ソウル大学名誉教授)、ゲスト 蔡國強
    北京オリンピック開幕式・閉幕式で注目された世界的アーティストの蔡氏が東大寺でのオープニングに合わせて作品を制作予定

第2部 式典・オープニングステージ

  • 日時 3月26日(土曜日)午後6時半~8時半(開場:午後6時)
  • 会場 東大寺大仏殿院内
  • 定員 1,000人
  • 内容
    • 奈良市・寧波市・済州道各都市によるオープニングステージ
    • 各国を代表する映画監督による映像作品の上映。奈良市:河瀬直美監督、寧波市:ジャ・ジャンクー監督、済州道:オ・ミョル監督
  • 申込
    問合せ 同受付係(電話番号:0742-33-6211)2月29日必着でイベント名(第1部、第2部、両方に参加希望かを記載)を明記して、Web申込(https://event.nara.jp/nara2016/<外部リンク>)、Eメール、はがき、Faxで、東アジア文化都市オ-プニング受付係(〒630-8014奈良市四条大路1-3-45インパクト株式会社内Eメール:nara2016@event.nara.jpFax:0742-33-6441)へ。

連携事業「なら国際映画祭」代表の中野聖子氏より

なら国際映画祭実行委員会は、日中韓3か国の映画監督による短編映像制作のお手伝いをさせていただくことになりました。各市を舞台にどんな素晴らしい映像が仕上がってくるのか今からとても楽しみです。3月26日に行われるオープニングでお披露目され、随時各所で上映予定です。
映像は時間と場所を瞬時に駆け抜ける優れた文化媒体です。3都市の美しい映像は東アジアの人々のみならず、世界の人々に共有され、末永く財産となることでしょう。そして、それぞれの土地を誇りに思う気持ちをお互いに認め合うことができれば幸いです。
また、9月に私たちが開催します「なら国際映画祭2016」の中で、3監督が一堂に会したシンポジウムを行う予定です。映画が橋渡しする日中韓の文化交流にどうぞご期待ください。
中野聖子氏
NPO法人なら国際映画祭実行委員会実行委員長

「東アジア文化都市2016奈良市」サポーターを募集します!

演劇が好き!アートが好き!食が好き!そんなあなたはぜひご参加を!

  • 主な活動 アート作品ガイド/アート作品制作のお手伝い/イベント運営のお手伝い/国際交流のお手伝い等
  • 参加方法 電話で「東アジア文化都市2016奈良市」サポーター事務局(電話番号:0742-27-0120)へ。

最新情報は公式サイト・公式Facebookページで!

本紙で紹介したもの以外にもさまざまなプログラムを企画中です。
最新情報は公式サイト(1月29日オープン)と公式Facebookで発信していきます。公式サイト:東アジア文化都市2016奈良市<外部リンク>公式Facebookページ:https://www.facebook.com/easianara/<外部リンク>
問合せ 東アジア文化都市推進課(電話番号:0742-27ー0120)

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