ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報活動 > しみんだより > 奈良しみんだより > 奈良しみんだより平成27年8月号(テキスト版)2~5ページ 特集:奈良からオリンピックをめざす

本文

奈良しみんだより平成27年8月号(テキスト版)2~5ページ 特集:奈良からオリンピックをめざす

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

奈良からオリンピックをめざす!!2020 TOKYO

2012年、ロンドンオリンピックで奈良市出身のボクシング選手が大活躍をしました。村田諒太選手が勝ち取った金メダルは、ボクシングミドル級の日本人選手として、昭和の東京オリンピック以来、48年ぶりの快挙でした。村田選手に続けとばかりに、日本一、世界一をめざす若いスポーツ選手たちが日々練習に励んでいます。
今まさに、2016年にブラジルの観光都市リオデジャネイロで開催される夏季オリンピック・パラリンピックの出場権をかけて、各競技の選手たちの熱い戦いが繰り広げられています。そして、いよいよ年には夏季としては56年ぶりに日本でオリンピックが開催されます。日本での開催にスポーツ界が熱く盛り上がる中、スポーツを通じて奈良の人々に輝いてもらおうと、奈良市もスポーツによる地域の活性化や、スポーツの推進、サポートに取り組んでいます。「奈良市にもこんな競技で活躍している人たちがいる」今回は、そういった若い選手たちを紹介します。

ミドル級金メダリスト 村田諒太さん

プロボクシング選手。伏見小学校、伏見中学校卒業。ロンドンオリンピックで金メダルを獲得。奈良市初の金メダリストであることを称え、2012年8月27日に市民栄誉賞を授与。

南都銀行ホッケーチーム シューティングスターズ

昭和57年「わかくさ国体」を機に部員3人で創部。現在創部33年。過去に全日本選手権優勝、全日本実業団選手権大会優勝3回等の輝かしい歴史を持つ。オリンピック日本代表を輩出する等、同チームは全国にその名をとどろかせている。

「全員が中心選手」チームワークで頂点へ

キャプテン 谷口育代

平成元年生まれ、シューティングスターズキャプテン2期目。中学生からホッケーを始める。山梨学院大学で、ホッケー部に所属。ホッケー部のある南都銀行へ入社、現在入部5年目。チームメイトの信頼を集めている。

体がぶつかり合うアグレッシブなプレーが魅力

質問:ホッケーの見どころは?
答え:氷上でプレーするアイスホッケーがメジャーだと思いますが、私たちがしているのは芝のグラウンドでする「ホッケー」です。試合は11人で行い、横50メートル縦90メートルのグラウンドで行います。スピード感あふれるスポーツで、シュートは時速100キロを超えることもあります。体と体の激しいぶつかり合いもあり、見ている人もドキドキするようなアグレッシブなスポーツです。個人の特性を生かせるのも魅力の一つだと思っています。

質問:ホッケー競技の難しさ、大変さは?
答え:接触プレーが多いうえに、予期しないタイミングでボールやスティックが体にあたることもあり、けがが絶えません。私自身も昨シーズンに左手の小指を骨折したり、体にボールが直撃したりもしました。日々、仕事との両立を意識しながら体づくりや競技レベルの向上をめざしています。

質問:日本代表選手も輩出しているこのチームの魅力は?
答え:リオデジャネイロでのオリンピック出場に向けてベルギーで試合をした日本代表チームには2名の選手をシューティングスターズから送りだしました。私たちのチームは昨シーズンの全日本社会人大会で準優勝し、その時のメンバーがほとんどチームに残っているので今シーズンは優勝も視野に入っています。とにかく仲の良い、チームワークが魅力のチームです。全員がチームを引っ張っていく自覚を持ってプレーしていると思います。私自身はキャプテンとして、とにかく全力で取り組む姿を見せて、チームメイトの心に響くプレーを心掛けています。

世界で活躍して、奈良市のスポーツを盛り上げたい

質問:最近奈良市ではサッカーやバスケットボールがにぎわいを見せていますが、市のスポーツの盛り上がりについてどう考えますか?
答え:奈良市のスポーツ分野の盛り上がりはまだ一部の競技だけなのかなと感じます。特に、ホッケーは知名度が低いのが現実です。企業チームとして国内の試合やオリンピック等の世界の舞台で活躍することでホッケーの知名度を上げていきたいです。

質問:市民のみなさんに一言!
答え:奈良市を代表するホッケーチームとして誇りを持って戦いたいと思っています。活躍してもっと盛り上げていきたいと思っていますので、みなさんにも応援してもらえればうれしいです。

シューティングスターズ 樋口コーチインタビュー
ホッケーの知名度はまだまだ低いのでまずは地域に根差し、愛される、人の心を動かせる、応援したくなるチームをめざしています。チームから日本代表に選ばれた選手には日本のレベルを上げるためにも、何としてでもオリンピックには出場してもらいたいと思っています。

110メートルハードル 樋口陸人

2015…16才
2020…21才
奈良育英高等学校陸上部 鴻ノ池スポーツクラブ所属

  • 2014年全日本中学生陸上競技大会優勝(13.92秒)
  • 2014年ジュニアオリンピック100メートルで7位入賞

平成11年生まれ、平城東中学校卒業。
2014年に中学生史上3番目に早いタイムを出し全日本中学生陸上競技会で優勝。ハードル技術だけでなく、100メートル等の競技でも結果を残し将来を嘱望されている。

高校生離れした冷静さで、未来の目標をとらえる

「技」を磨く楽しさがハードルにはある
110メートルハードルは小学生の時に鴻ノ池スポーツクラブの練習で上手く飛べたことがきっかけで始めました。ハードルはただ走るだけでなく10台のハードルを飛び越える技術を要求されるところが面白いです。ハードルを飛び越える技術をしっかりと身に付けた上で、基本の走力を磨くことが重要だと思っています。日々の限られた練習の中で1本1本を集中して走ることが大事だと考えています。

全日本中学生陸上競技大会での優勝
あまり実感がわきませんでした。個人種目ではありますが練習は一人でしているわけではないので、コーチ、仲間、ライバルの存在がすごく大きいと改めて感じました。自分はまだ中学生の大会で優勝しただけ。高校になればハードルの高さも上がり難易度が高くなります。現状に満足せずさらに自己ベストの更新、高校生最高のタイムをめざしたいと思っています。実は今年の3月~6月上旬ぐらいまで太もものけがが原因でしっかりと走り込むことができませんでした。けがには特に注意して競技のレベルを上げていきたいです。

着実に、そして冷静に「上」をめざす
オリンピックは競技者であれば誰もが夢見る舞台だと思っています。今の自分にはまだまだ遠いと思いますが、日々の練習の中で、何かをつかみとり、大きな舞台で活躍できるよう頑張りたいです。

奈良育英高等学校陸上部顧問 稲原先生インタビュー
彼のような全国区のスプリント選手が入部することで部内の活性化につながれば良いと思います。いろんな経験をつみ、こうなりたいという意思や情熱を継続できるようサポートしていきたいと考えています。

ライフル射撃 長部谷響

2015…18才
2020…23才
県立山辺高等学校ライフル射撃部

  • 2015年全日本ライフル射撃競技選手権大会3位入賞(621.5点※日本記録は627点)
  • 高校生全国大会3冠達成

平成9年生まれ、市立飛鳥中学校卒業。ライフル射撃は高校生から始めるもののわずか1年数か月で高校生日本一に輝く。社会人を含めた全国大会でも世界レベルの得点をマークするなど世界に通用する選手として期待を集めている。

10メートル先の「0.5ミリメートル」を射抜く集中力と精神力

わずか2年で日本一
卓球部に所属していた中学生の時に山辺高校に奈良県唯一のライフル部があることを知って入学しました。入部して初めてライフル銃を持ったのですが、とても重かったことを覚えています。実は最初は趣味程度にできればいいなと考えていたので、最初は周りの仲間に比べてあまり良い結果を出せていませんでしたが、昨年度は国内の大きな大会で3度優勝することができました。

「特殊なスポーツ」ライフル射撃
ライフル射撃はエアーライフルという銃で10メートル先の的を狙って打ちます。中心の的は0.5ミリメートルの白い点でそこに近ければ近いほど得点が高くなります。競技では男子が60発、女子が40発を撃ちますが、一発一発を丁寧に撃つので1試合約1時間30分かかる上、銃は約5キログラムあり腰骨で支えるので負担がすごくかかります。さらに、ライフル銃を扱うには警察の許可が必要で、許可が下りるまではビームライフルを使って練習します。早い人では入部1か月程度で試験に通る人もいますが、試験は結構難しくて僕は苦戦しました。

「撃つ」その瞬間までベストを尽くす
日々の練習でライフルの重さやバランスの調整を入念に行ったり、自分の体格に合った撃ち方を研究したりすることで、少しずつ力がついてきたと思います。全国大会ではたくさんの人と異様なほどの熱気、視線などもあり体力や精神をかなり消耗します。ただそのような中でも気持ちを切らさず最後までベストを尽くすところが自分の特長だと思っています。将来は、日本代表としてオリンピックに出場したいです。今の自分ではまだまだ厳しいですが、持ち前の冷静さと土壇場でのふんばりを生かして頑張りたいと思います。

県立山辺高等学校ライフル射撃部顧問西田先生インタビュー
最初は特別目立つ子ではありませんでした。とにかく練習熱心で、こだわりが強く、特にライフルの調整には余念がなく、個性を出していると思います。今では逸材として注目しています。

奈良市の取組

鴻ノ池運動公園の整備

奈良市を拠点とするサッカーチーム「奈良クラブ」のホームグラウンドとしても使用され、選手たちからも、「きれいに整備されたグラウンドが使いやすい」と好評です。さらに、補助競技場のタータン(トラック)整備等により、第一種公認陸上競技場として認定されました。また、中央体育館では、床の研磨や真夏や真冬にも快適に使える施設にするため、エアコンの導入等を行いました。

「TopSportsCity奈良」
パートナーチーム学校巡回スポーツ教室

奈良クラブ(サッカーチーム)、バンビシャス奈良(バスケットボールチーム)、シエルヴォ奈良(サイクリングチーム)が、市内の小学校・中学校を訪問しています。子どもたちは、トップアスリートとの交流を通じて、スポーツの面白さを体感したり、将来に夢を持つことの大切さを学んだりしています。

2020年オリンピック・パラリンピックに向けた首長連合への参加

東京でのオリンピック開催を契機とし、地域の活性化につなげようとする首長連合が設立され、310もの自治体が参加しています。奈良市も参加に手を挙げており、これから更に奈良市の魅力を世界に発信し、観光都市奈良をPRする取り組みを行います。

健康スポーツポイント(奈良市ポイント制度)

奈良クラブの試合観戦で、スポーツポイントが付与されます。順次、奈良市が主催するスポーツイベントでのポイント付与を拡大していくことで、スポーツを取り入れた暮らしと、市民のみなさんの健康長寿を推進します。

市役所職員がオリンピック委員会コーチングスタッフに 松田勇人

奈良市立一条高等学校教諭、市スポーツ振興課長等を歴任し平成27年4月から市民活動部次長。剣道歴50年を超える全日本剣道連盟剣道教士八段。平成21年度から日本オリンピック委員会(JOC)の委嘱によりコーチングスタッフとして世界で活躍する選手の育成に尽力。

スポーツは人材育成
5月に開催された剣道世界選手権では、日本の選手が全種目優勝というすばらしい成績を上げました。世界で活躍する選手には、技術面はもちろん、精神面の強さも求められています。精神面は、過酷な練習だけでなく、生活態度や行動、服装など、日々の暮らしそのものが修練の場です。オリンピック競技ではない剣道も、日本に約170万人いる有段者が、日々「反省」、「謙虚さ」、「研鑽」をもって「一流」から「超一流」になることをめざしています。私は、オリンピックや世界選手権に出場する選手を育てるということは、単に「勝てる人」を育てるのではなく「模範となる人」を育てることだと思っています。スポーツは、まさに「人材育成」そのものではないでしょうか。

しみんだより平成27年8月号 一覧へ戻る