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奈良しみんだより平成27年3月号(テキスト版)地域で活躍する人々(2~4ページ)

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

私たちが暮らす地域には、安心して暮らせる住みやすいまちをめざし、行政とも連携を取りながら、地域の住民のために頑張っている人がたくさんいます。その中から、今回は民生委員・児童委員と保護司の活動を紹介します。

あなたのまちの良き相談相手 民生委員・児童委員

民生委員・児童委員はどんな人?

地域の実状にくわしく、福祉活動やボランティア活動等に理解と熱意がある方が、地区からの推薦と奈良市民生委員推薦会の審査、社会福祉審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣から委嘱されています。

民生委員とは

「民生委員」は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱され、無報酬で活動しています。民生委員は児童福祉法に定める「児童委員」を兼ねることとされていて、その一部の人は、子どもや子育てに関する支援を専門に担当する「主任児童委員」に指名されています。

現代社会に大きな役割

子育て、介護や虐待等、身近な問題を抱える人たちのために、その相談先となる行政機関・専門機関へとつなぐパイプ役である民生委員・児童委員は、核家族化や高齢化社会、子育て環境の変化等の社会問題が大きくなっている現代に、非常に重要な役割を担っているのです。市では、市内全域を46地区に区分し、それぞれに民生委員・児童委員協議会があり、民生委員・児童委員771人(うち主任児童委員92人)が活動しています。

どんな活動をしているの?

民生委員と児童委員が連携・協力し、

  • 市町村
  • 福祉事務所
  • 社会福祉協議会
  • 児童相談所
  • 保健所
  • 教育委員会
  • 学校
  • 保育所
  • 児童館
  • 医療機関

とも連携・協力して

  • 高齢者のいる世帯
  • 障がい者のいる世帯
  • 生活に困窮している世帯
  • 子どものいる世帯
  • 妊産婦のいる世帯
  • 母子・父子世帯
  • その他の世帯

に対して

世帯状況把握
 虐待の早期発見、予防・DV、いじめ、不登校等世帯の抱かえる問題の把握

情報提供
 世帯が必要としているサービスについての情報提供

相談・援助

  • 各種相談
  • 見守り支援
  • 福祉サービス利用支援(在宅福祉、生活費、子育て支援等)

を行っています。

元会社員・主婦・会社経営者等、様々な人生経験を持つ民生委員・児童委員の7人のみなさんに、民生委員の活動や、やりがい等を聞いてみました。

  • 藤次弘さん(明治地区)
  • 村田知子さん(登美ケ丘地区)
  • 北島義孝さん(椿井地区)
  • 中井弘司さん(大安寺西地区)
  • 吉田三徳さん(都祁地区)
  • 上野泰照さん(済美南地区)
  • 森田春海さん(伏見南地区)

Q民生委員はどんな活動をするのですか。

A一人あたりおよそ230世帯の地域を受け持っていて、そのうち30世帯くらいの方々を訪ねたり電話をしたりと、住民のお世話をしています。大変なこともたくさんありますが、どれも無駄な事はなく、社会にとってとても大事な活動だと思っています。入学式・卒業式等には呼ばれることも多いですし、地域でのお祭りや行事の時には必ず中心メンバーに入っているように思います。

Q印象に残っていること等ありますか。

A一人暮らしのお年寄りの話ですが、訪ねて行っても「帰れ」って門前払いだったのです。それでも通い続けて3年ほどしてようやく敷地の中に入れてくれました。そこからは心を開いていろいろお話をしてくれるようになり、ついには「今度はいつ来てくれるか」等と言われるようになりました。民生委員をしていると、時間をかけて信頼関係を築いていくということは珍しくないことなんですよ。

Q民生委員・児童委員を経験して、いいことはどんなことですか。

  • A定年退職してのんびりしていたところ、自治会の役員に推されて民生委員になりました。大阪で働いていたので地域には馴染みがなかったのですが、地域の人々と身近に関われるようになったことです。
  • A法律や制度も含めて民生委員のお仕事は奥が深く、学ぶことや身につくことがとても多いことです。
  • A産まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまで幅広く関わる中で、子どもからは若いパワーをもらい、お年寄りからは人の生き方を見ることができることは素晴らしいことだと思います。

Q普段、民生委員のお仕事をする中で、心掛けていることはありますか。

A人のためになることや人のお世話をすると、人に喜んでもらえます。しんどいことがたくさんある時でも、それを楽しみながら取り組むようにしています。

Q後から続く民生委員さんたちに一言!

A地域の光となれ!

地域福祉の推進のために・・・

支えあい、ともに生きる安心と健康のまちづくり(地域福祉推進の共通理念)

  • 住民だれもが、互いの人権を尊重し、支えあうことができるまち
  • 住民だれもが、地域の一員として、自らの役割を発揮できるまち
  • 住民だれもが、健やかに、安心と生きがいあるくらしができるまち

地域福祉とは、誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らし続けられるよう、みなさんと行政が協働して地域の福祉課題に取り組む考え方です。より良い地域づくりのため、民生委員・児童委員と一緒に地域福祉の推進にご協力をお願いします。

お住まいの地域の民生委員・児童委員をご存知ですか?

「民生委員さんに相談したいのだけれど・・・」。そんなお悩みをお持ちのときは、担当課までご連絡ください。お近くの民生委員・児童委員をご案内いたします。

問合せ 福祉政策課0742-34-4994

更生を支えるサポート役 保護司

保護司は、犯罪や非行をした人たちが再び罪を犯すことのないよう、その立ち直りを助けるため、法務大臣から委嘱されて活動しています。日本では、保護司は無報酬で活動しており、これは世界でもあまり例を見ないものです。全国の保護司の定数は52,500人で、奈良市では140人が保護司として活動しています。

立ち直りを助けるための活動

近年の犯罪白書でも刑務所や少年院を出所後に仕事、住居、相談相手がない人の再犯率が、安定的な職業に就いた人、家族等と同居している人より高いことが示されています。保護司は、保護観察(*)になった人への助言や指導、少年院や刑務所に収容されている人が釈放後にスムーズに社会復帰を果たせるよう、釈放後の住居や、就職の確保の支援といった再犯防止、地域での犯罪予防のための啓発・宣伝等、犯罪や非行のない社会をめざして日々活動に取り組んでいます。
*犯罪や非行をした人に対し、その更生・改善を助けるため、社会生活の場において指導、支援を行うこと。

求められる保護司の人材確保

定数に対する保護司の人員の比率は、近年減少傾向にあり、全国では平成2年から22年にかけてはおおむね93%であったものが平成26年4月1日現在91.3%となっています。また、保護司の平均年齢も64.6歳と高齢化が進んでいます。また、保護司として年数を積む中で、より相談者への理解や指導といった経験値を向上させていきますが、少年との対話ができる世代であることも重要な要素となります。犯罪や非行の要因が多様化する近年、保護司となる人材、特により若い世代の確保が求められているのです。

現在活躍中の保護司のみなさんにお話しを伺いました。

やりがいのある保護司の仕事

保護司会会長 市川義治さん

まずは、初対面でも心の垣根がない、懐の深い人柄を感じさせる保護司の市川会長。30年余りの活動実績があり、数々の案件を担当してきた今、地域で何かするなら「やりがいのある保護司をおすすめしたい」と断言されます。今でも初心を忘れず「日々勉強」の毎日だと語ってくださいました。

「縁」という思いで応援し続ける

次にお話をお伺いしたのは、お二人の女性保護司。それぞれ3年目と8年目という経験の中で、「見守る」というスタンスだけでなく、じっくり「待つ」ことも大切にしている、とのこと。特に少年には、「待っているから今からでもおいで」と声をかけ、心の距離を縮めることに努めているそうです。関わることができたのも何かの縁、「がんばれ、がんばれ」という思いで、人間同士のつながりを大切にして接しているとのことでした。

問合せ 更生保護サポートセンターなら電話番号:0742-35-5536(平日の午前10時~午後4時)

インタビュー後記

今回の特集では、地域のために日々頑張っていただいている人たちの中で、「民生委員・児童委員」「保護司」の皆さんの活動を紹介しました。多くの人にとっては、接する機会があまりないかも知れませんが、どちらも地域のために、社会全体のために果たす役割は、非常に大きなものです。今回のインタビューで印象的だったのは、「勉強」「人と人のつながり」という言葉が何度も出たことです。毎日「人」として成長する「勉強」の日々が続いていること、外に出て活動することで、地域や「人とのつながり」が広がったことが何よりの収穫であることなど、人のために、地域のために活動することの喜びを口々に話してくださいました。目の前にいるこの人の手助けをしたい、という熱い思いで活動されているのがひしひしと伝わってきました。

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