ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報活動 > しみんだより > 奈良しみんだより > 奈良しみんだより平成25年8月号(テキスト版)特集(2~4ページ)

本文

奈良しみんだより平成25年8月号(テキスト版)特集(2~4ページ)

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

暮らしながら守るまち・・・奈良町

奈良町-実際に人が住み、生活が息づく「人が暮らす観光地」。その魅力を、そこで暮らし働く人たちが大切に守り、次世代へつなげていこうとしています。

奈良町とは

 現在、「奈良町」という行政上の地名はありませんが、江戸時代に奈良奉行所や社寺が所管していた、北は奈良阪から南は京終、東は高畑から西はJR奈良駅にいたる古い町並みの残る地域が一般的に「奈良町」と呼ばれています。
 近年、ライフスタイルの変化や少子高齢化の進行に伴い、古い町家が取り壊されることも増え、歴史的な町並みが失われることで、「人が暮らす観光地」というこの地区の魅力が薄れることが懸念されていました。
 奈良町地域の南側については、昭和60年代から地域住民によるまちづくりが盛んに行われるとともに「ならまち」と呼ばれるようになり、市でもまちづくりの基本方針を「ならまち賑わい構想」(平成4年1月策定)としてまとめ、町並みの保存と町の活性化を図ってきました。
 また、奈良町の北側についても、多様な歴史遺産や町並みを生かし、「喜びの多い町」「また来たい町」にしようという地域住民の活動をきっかけに「きたまち」と呼ばれるようになり、観光案内所の設置など、きたまちの魅力を発信する取り組みが進められています。
 本市では、平成23年に奈良町全体の町家保全と有効活用のため「ならまち町家バンク」事業を開始、平成25年4月には奈良町の一体的な観光振興のため「奈良町にぎわい室」を設置しました。

しっとりとした時の流れる場所 きたまち

旧鍋屋交番きたまち案内所(きたまち鍋屋観光案内所)

鍋屋連絡所の保存・活用と“奈良きたまち”のまちづくりを考える会(通称:なべかつ)の八木冨造会長と瀬渡比呂志事務局長にインタビューしました。

オープンから1年、これまでの活動を教えてください。

 地元で「鍋屋の交番」と呼ばれ親しまれてきたこの建物が平成16年に閉鎖された後、地元の方々や奈良女子大学の先生が地域の活動拠点・観光の拠点に活用しようと立ち上がり、案内所ができました。
 もともと10人程度で始めた試みが、今や近隣の住民だけでなく他地域からの参加もいただき、会員数約50人にまでなりました。「駐在さん」と呼ぶボランティアが毎日みなさんをお迎えします。
 また月に一回まちづくりの会合を行ったり、きたまちの魅力を知っていただくための見学会や勉強会などを開いたりしています。

観光案内所だけではないということですね。

 この施設は、近鉄奈良駅からきたまちへの入口部分にあたり、奈良女子大学にも隣接しています。きたまちの観光や地域の人々の活動、大学のまちづくりに関する学習・研究・発信の拠点など
として活用するには絶好の立地で、通常の案内所とはまた違った意味を持つ場所として運営しています。

きたまちがどんなまちになって欲しいですか。

 地域の活動を進める中で、「喜び多い町」「また来たい町」となるように、まず人が暮らしやすい、そして住んでみたいと思われるまちをめざしています。
 きたまちに住んでいる人向けに歴史や観光資源を学ぶ勉強会を開いているのも、観光に来られる方に楽しんでいただくだけでなく、自分たちの住む場所に誇りを持ってもらうためです。
 今後も地域のみなさんと相談しながら、きたまちのPRをしていきたいと考えています。

奈良女子大学 西村恵美さん(滋賀県大津市出身)にも話を聞きました。

 学生放送局B-naRadio(同好会)の部長。Youtubeで聴けるラジオ番組「ビーナラジオ」にて大学や奈良の情報を発信中。第4回放送で「きたまち案内所」を取り上げてから放送局と「なべかつ」が交流を開始。

私にとってのきたまち

 ここは、奈良で新たに生活を始めた私たち学生にもとても優しく、元気をもらえる所です。これまで奈良暮らしの先輩からお得な情報やおすすめの店、季節の過ごし方のコツをたくさん教えていただきました。一人暮らしの学生がこんなに気軽に地域の方と交流できるまちはなかなかないと思います。このまちの魅力を番組を通してどんどん伝え、勧めていきたいです。

きたまちに描く未来

 温かくて、ゆっくりとした時間が流れ、どこか懐かしい気持ちになるこのまち。大学生活を終えて羽ばたいて行った後、いつか大切な人と“また来たい町”「きたまち」に、そして「きたまち案内所」に帰ってくるのが私の夢です。
 きたまちには、これからますます栄えて魅力を増やしていってほしいとは思いますが、それと同時にこの温かみを大切に持ち続けてほしいです。

「きたまち転害門観光案内所」が手貝町にオープンしました‼

 昭和15年に南都銀行手貝支店として近代建築家である岩崎平太郎氏により設計された、町家の形態を残す、貴重な建物です。
 「旧鍋屋交番きたまち案内所」と連携しながら、きたまち地域全体が活性化するようなまちづくりを進めています。そして東大寺転害門や正倉院などの世界遺産や歴史的な町並みと、きたまち地域の近代遺産などの新たな魅力を結び付けていく、観光の拠点としての活用をめざしています。

開所時間 午前10時〜午後4時

奈良町の古地図を見ながら探検しよう!

8月24日(土曜日)
【ならまち振興館(井上町)】

  • 時間 午前9時半~正午
  • 内容 奈良町の成り立ちを学び、古地図をヒントにスタンプラリーを開催
  • 定員 小学生と保護者 20組
  • 申込 はがき、ファックス、Eメールに住所、全員の氏名、電話番号、学校名、学年を書いて、8月16日必着で景観課へ。多い場合は抽選
  • 問合せ 景観課 〒630-8580 奈良市二条大路南一丁目1-1
     電話番号:0742-343-5209 ファックス番号:0742-34-4885 Eメール:keikan@city.nara.lg.jp

どこか懐かしい生活の香り ならまち

ならまち界隈 わらべうたフェスタの仕掛け人

わらべうたフェスタ実行委員長 倍巌 良明さんにインタビューしました。

(わらべうたフェスタは毎年10月第3日曜日に開催、約3万5千人が参加しています。)

生まれも育ちもならまち倍巌さんにとってのならまちとは。

 お水取りや春日若宮おん祭りといった伝統的な行事が今なお続いているのは、それらを支えるコミュニティがあるというのも大きな理由の一つでしょう。地域の住民の底力はこのまちの誇りだと思っています。
 ならまちには駄菓子屋や米屋、八百屋などの個人商店がありますが、例えば高齢の方が一人で買い物に行くと、買った物を自宅まで運んでくれるようなまちぐるみの関係が自然と根付いているんです。

いつ頃からまちづくりに参加されていますか。

 人とのつながりの中で自然と参加するようになりました。「わらべうたフェスタ」も、前身のイベントがあり、そこで生まれたつながりから始めました。
 「わらべうたをならまちから世界へ発信したい」、「ならまちをわらべうたの似合うまちにしたい」という思いのもと、近所のお年寄りや大人たちみんなで子どもたちを育てるようなまちに!と活動しています。

これからのならまち、どうしていきたいですか。

 ならまちは生活の匂いがする、例えば街角から夕ご飯の匂いがするような場所。そんな「人が暮らしている雰囲気」を感じていただけるまちとしてこれからも発展させていくために、活動を続けていきたいです。
 そして、「わらべうたフェスタ」のような誰でも気軽に参加できるお祭りを、まちづくりに関心を持つきっかけにしてほしいですね。

奈良町を守る市の取り組み

ならまち町家バンク

 奈良町に残る町家の保存と活用を推進することを目的として創設されました。登録を希望する持ち主への説明会をはじめ、町家が実際にどのように改修・活用されているかの事例の紹介、登録物件の調査、持ち主と活用希望者の引き合わせなどを行っています。

奈良町にぎわい室

 奈良町の一体的な観光振興を図る上で、より地域に密着して町の活性化や魅力の創出に取り組もうと、ならまち内に設置しました。観光面に加え、そこに人が定着し、文化を継承させることも視野に入れた活動をしています。伝統文化に気軽に触れられる催し「ならまちナイトカルチャー」など、さまざまな取り組みを行っています。

【問合せ】奈良町にぎわい室 電話番号:0742-24-8936

しみんだより平成25年8月号 一覧へ戻る