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奈良市世界遺産学習

更新日:2020年3月31日更新 印刷ページ表示

 世界遺産学習は、世界遺産や地域遺産、伝統文化や自然環境等を通して、地域に対する誇りや地域を大切に思う心情を育み、持続可能な社会の担い手を育成する学習です。

東大寺の大仏と世界遺産学習

 1300年を超える奈良の歴史の中で、一番たくさんの人が奈良に宿泊した日はいつでしょうか。それは、元禄五年(1692年)3月27日、今から430年ほど前のことです。この日は、実に49,054人の宿泊があったと奈良奉行所関係の記録に残っています。当時、奈良の人口は、35,000人ほどでしたので、その約1.5倍の人が奈良に押し寄せたのです。おそらく、それほどの宿泊施設もありませんから、民家や野宿も含めて奈良に泊まったのでしょう。

 なぜ、それほどの人々が奈良に出向いたのでしょうか。

 それには、理由があります。実は、この年の3月8日から4月8日までの一か月間、東大寺で大仏開眼供養が行われていたのです。

 奈良時代、聖武天皇が「動植ことごとく栄えんことを欲す」と願い、多くの人々の力と思いを集めて造られた東大寺の大仏は、1180年、兵火によって焼け落ちました。5年後には重源上人によって復興されましたが、1567年、再び戦火によって焼け落ちました。この時も大仏復興の動きはすぐに始まりました。しかし、仏頭は木芯を銅板で覆ったもので、お堂は雨露をしのぐだけの小さな仮堂。その仮堂も1610年の大風で倒壊し、以来、大仏は雨ざらしとなっていました。その大仏を公慶上人が復興させ、大仏開眼供養が盛大に行われたのが、この年だったのです。

 全国から奈良を訪れた人々は、きっと大仏造立に込められた思いや、それを復興してきた多くの人々の願いに思いを馳せ、大仏を未来に引き継ぐことを心に誓ったことでしょう。

 

 時は過ぎ、令和の時代となりました。2015年に国連で採択された「SDGs」(持続可能でよりよい社会の実現に向けた17の国際目標)の「誰一人取り残さない」という理念には、聖武天皇の「動植ことごとく栄えんことを欲す」という願いが息づいています。

 奈良をはじめ、各地には、先人たちが守り、受け継ぎ残してきた、本当に素晴らしいものがたくさんあります。過去を知ることは、現代を知ることであり、未来を考えることでもあります。

 世界遺産学習とはこのように、世界遺産をはじめとする文化財や伝統文化、自然環境について学ぶことを通して、地域に対する誇りや地域を大切に思う心情を育み、持続可能な社会の担い手を育成する学習なのです。

しかまろくん

奈良の世界遺産学習 もっと奈良っちやうWEB<外部リンク>

 奈良には、本当に素晴らしいものがあります。そのことを、多くの人に知っていただきたいと思い、副読本「奈良大好き世界遺産学習」をデジタル化し、WEBサイトに掲載しました。世界遺産「古都奈良の文化財」である東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡の8つの資産を紹介しています。また、奈良の観光地や世界遺産学習教材なども掲載していますので、奈良を学ぶきっかけとして活用してください。

世界遺産学習連絡協議会と全国サミット

 世界遺産学習に込めた思いを、全国に広めたいと考え、平成21年に世界遺産学習連絡協議会を設立しました。平成22年からは、協議会に加盟する自治体や学校が集まり実践を交流する「世界遺産学習全国サミット」が始まりました。

 令和元年度には、第10回全国サミットを奈良市で開催しました。

 世界遺産学習連絡協議会と全国サミットについては下記ページをご参照ください。

 https://www.city.nara.lg.jp/site/shingikai/9060.html

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