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里親支援ミニコラム「里親家庭におじゃまします!~里親を支える人たち編~」第2回

2019年11月7日更新 印刷ページ表示

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里親制度ってなに?どんな生活をしているの?
耳にすることはあるけれど、実はよく知らない里親制度。
今年度は、里親さんを支える人たちにインタビューに行ってきました!

里親支援事業では、今年度は里親さんを支える人たちにインタビューを行っています。
今回は、奈良県里親会の松舟憲光会長にお話をうかがってきました。共に里親として活動されている晃子夫人も同席していただき、里親会について話を聞きました。
(奈良市にお住まいの方が里親になるための申請・研修・訪問調整は、奈良県中央こども家庭相談センターが行っています。里親制度について)。

【平成30年度連載】「里親家庭におじゃまします!~里親を支える人たち編~」

【平成29年度の里親インタビューはこちら↓】(注:コラム内のお名前は全て仮名です)

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奈良県里親会は、どのような団体ですか?

おじゃましますの画像3奈良県里親会は、里親同士の交流や里親自身の養育力の向上、里親啓発などを目的として作られた、奈良県で里親登録をした方の任意団体です。
里親同士が交流し、お互いの養育経験を情報交換することで、子どもたちの養育をきちんとやっていこう、という思いから里親会ができました。

奈良県里親会が行っていることについて教えてください。

ひとつ目は交流です。里親同士の交流は、主に月2回開催される「おしゃべり広場」で行っています。「おしゃべり広場」は、子どもを預かって育てているときにおこる様々な悩みなどを話せる場所です。ベテランの里親や里親支援専門相談員(注1)なども参加するので、同じような状況のときの体験談や、解決策などをアドバイスしてもらうことができます。
「おしゃべり広場」には、預かっている子どもを連れてくることもでき、里親の息抜きの時間となっています。
また、夏のバーベキューや冬のクリスマス会など、里親の交流だけでなく里子(里親に預けられている子どもたち)同士のつながりがもてるような企画もしています。

ふたつ目は里親自身の養育力の向上です。里親の体験談の発表や、里親としての子育てに役立つ勉強会などのスキルアップ研修を里親会で開催したり、県外の里親さんとも交流ができるような、関係団体の研修の受講をすすめたりしています。

最後に、里親制度の啓発です。「里親キャラバン」として県内各市町村でPRをおこなったり、昨年度は奈良市内で里親啓発シンポジウムを開催したりしました。自分たちの仲間を作ることが目的ですが、それだけでなく、里親会としても子どもたちの受け皿をより多く作っていきたいという思いがあり、啓発活動を行っています。

注1:里親支援専門相談員
児童養護施設および乳児院に配置された、関係機関等と連携して、入所児童の里親委託の推進や退所児童のアフターケアを含めた里親支援をおこなう相談員のことです。

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里親に興味を持ったら、どうしたらいいですか?

奈良県里親会では、ホームページやフェイスブックでも情報を発信しており、そのページを見ていただくことで、私たちの活動内容などについて知ることができます。電話などでお問い合わせをいただいたら、里親についての質問等にも直接お答えすることができます。
また、奈良市がおこなう「さとおやミニ講座」のゲストとして里親が体験談を話す機会があります。参加者の方からの質問にお答えする時間もありますので、そうした機会を利用して里親に関する興味を深めていただけたらと思います。

奈良県里親会

  • 電話(里親ネットなら(奈良県里親会啓発担当))080-4979-8529
  • ホームページ<外部リンク>(奈良県里親会)
  • フェイスブック<外部リンク>(奈良県里親会「里親ネットなら」)

奈良市主催「さとおやミニ講座」の予定


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里親になりたい方へ向けてのメッセージをいただけますか?

 「子どもを大切にしたい」という気持ちのある方はぜひ里親になってほしいと思います。
私自身は、子どもたちを育てながら一緒に生活していくことが楽しいのでずっと里親を続けています。今は里親として長年活動してきた経験を活かし、より多くの子どもを預かることのできるファミリーホーム(注2)として活動をしています。自分たちの子どもの子育てが終わっても、常に何人か子どもが家にいてにぎやかに楽しく過ごしています。子どもたちと過ごすことで、私自身もどんどん若返っているのではないか?!と思うこともあります。もちろん大変なこともありますが、この楽しさをあなたも経験しませんか?

どうしようか迷っている方もおられると思いますが、考えているだけでなく一歩踏み出してください。子育てに興味があったり、子どもへの思いがある方は、ぜひ次のステップとして私たち里親会へ連絡してほしいです。里親としてどんな生活をすることになるのか、少しでもお話しできるかと思います。

ぜひ、私たちと一緒に、あなたも里親として活動しませんか?

注2:ファミリーホーム
何らかの事情で家庭で暮らせない子どもたちを家庭に受け入れ、複数の子どもが一緒に生活することを通して、「子どもの自主性を尊重する」「基本的な生活習慣を確立する」「豊かな人間性および社会性を養う」「子どもの自立を支援する」ことを目的として子どもの養育をおこなう住居のこと。経験豊富な養育里親や、児童養護施設等の職員の経験を持っている方などが養育者となることができます。

  優しい笑顔が印象的な、松舟会長夫妻。ご自身も里親経験が長く、たくさんの子どもたちを預かってきました。里親のことで知りたいことがある方は、ぜひ奈良県里親会に連絡をとっていただけたらと思います。里親としての生活のことを、たくさん聞かせていただくことができますよ。

おじゃましますの画像6偶数月は「さとおやミニ講座」開催中 (該当ページにリンクします)