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奈良市配偶者等の暴力の防止及び被害者支援基本計画(第2次)を策定しました。
配偶者からの暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、外部から発見されにくい家庭内で行われるため、潜在化しやすく、しかも加害者に罪の意識が薄いという傾向にあり、このため、周囲も気付かないうちにエスカレートし、被害が深刻化しやすいという特性があります。
DVは、被害者の多くは女性であり、その背景には、社会的地位の不均衡や男女の固定的な性別役割分担意識、経済格差など女性差別の意識が潜んでいるとされており、男女共同参画社会を実現する上で克服すべき重要な課題です。
平成19年7月の配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の改正を受け策定した、「奈良市配偶者等の暴力の防止及び被害者支援基本計画」の計画期間が平成26年度をもって満了しましたので、これまでの取り組み状況を検証のうえ課題の整理を行い、更にDV被害者への支援体制を充実し、DVの防止と被害者の保護・自立支援に関する施策を総合的に推進するためにこの計画を策定しました。
平成27年度から平成31年度までの5年間
奈良市配偶者等の暴力の防止及び被害者支援基本計画(第2次)