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健康維持のために大切なことは食事、適度な運動、十分な睡眠です。ここでは特に、新型コロナウイルス感染症対策の観点から食生活で気をつけてほしいことをお伝えしますので参考にしてください。
【注意喚起】新型コロナウイルス予防効果を標ぼうする食品について
新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品等の表示に関する改善要請及び消費者等への注意喚起について(第3報)(消費者庁ホームページ)<外部リンク>
現時点で新型コロナウイルスに対する予防効果に根拠のある特定の食品や健康食品、サプリメント等はありません。
市民の皆様へ、食事で気をつけてほしいこと [PDFファイル/524KB]
新型コロナウイルス感染症対策としての栄養・身体活動(運動)について<外部リンク> (国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所/国立健康・栄養研究所)
新型コロナウイルス感染症対策としての栄養・身体活動(運動)について [PDFファイル/200KB]
一般社団法人日本老年医学会が作成した啓発チラシに、新型コロナウイルス感染症において高齢者として気をつけたい食事のポイントなどが掲載されています
新型コロナウイルス高齢者として気を付けたいポイント(一般社団法人日本老年医学会)<外部リンク>
高齢者として気をつけたいポイント [PDFファイル/895KB]
長期休暇や自宅待機など普段と違う生活では、生活のリズムがくずれがちです。朝は、いつもなるべく同じ時刻におきて、朝食を食べましょう。朝は1日のスタートです。朝食を食べると脳や体が動きだします。また、病気に負けないための体の免疫に関係のある「腸」に刺激を与え、腸が動きだします。
何か特定の食品をとれば病気にならないという食品はありません。大切なことは、いろいろな食品を組み合わせて栄養バランスのよい食事を心がけることです。
ご飯またはパンの主食と、おかずは肉、魚、卵、大豆・大豆製品などの主菜と、野菜やきのこ類、海藻類などの副菜と汁物を組み合わせましょう。
特に、いま心配な新型コロナウイルス感染症に負けない体づくりのために、たんぱく質やビタミンやミネラルが不足しないようにしましょう。たんぱく質を多く含む食品は、肉、魚、卵、大豆・大豆製品などです。ビタミンやミネラルを多く含む食品は、野菜、果物、海藻類、きのこ類、乳製品などです。
湯を注ぐだけで食べることができる麺類など、非常に便利な食品がたくさんありますが、毎日3食そればかりでは必要な栄養素の不足や食塩、エネルギーのとりすぎをまねきます。多くても1日1食までにして、なるべく食塩やエネルギーが多すぎないものを選びましょう。例えば麺類では、汁を全部飲まずに半分以上捨てることで、食塩の摂取量も半分以下におさえることができます。
成長期に大切な栄養素のひとつがカルシウムです。給食がない日は1日にとりたいカルシウムが不足しがちなことがわかっています。カルシウムは牛乳・乳製品や小魚、野菜、大豆製品などの食品にふくまれますが、牛乳・乳製品のカルシウムは体に吸収されやすい特徴があります。
※乳アレルギーのある方は、乳製品以外からカルシウムをとりましょう。
食品のエネルギーやたんぱく質、食塩の量などは、「栄養成分表示」を見るとわかります。間食は、1日200キロカロリーが目安です。いまはレストランでも、メニューに表示のあるお店が増えているので確認してみましょう。