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令和3年度秋季特別展「帯解の古墳時代とワニ氏」

更新日:2021年8月2日更新 印刷ページ表示

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 奈良市街地南東部に位置する帯解(おびとけ)地域には、多くの古墳や遺跡があります。これらの遺跡は、古代氏族であるワニ氏にかかわるものとして、古くから関心を集めてきました。

 しかし、この地域の調査研究をまとめたものは少なく、その実態はよくわかっていません。そこで、今回の展示では「帯解」地域に着目し、古墳をはじめとする遺跡の実態に迫ります。これによって、ワニ氏が成立するための基盤がどのようなものであったのかを考えてみたいと思います。

 今回の展示では、市指定文化財であるベンショ塚古墳出土品を初めて一挙公開するほか、帯解地域を中心とする、これまであまり目に触れることのなかった出土品なども展示します。

展示概要

1 ワニ氏の芽生え

 天理市北部に和爾の地名が残るように、天理市和爾付近から奈良市春日付近一帯の笠置山麓には、古代氏族ワニ氏の本拠地があったと考えられています。この地域で、ワニ氏がどのように誕生していったのか、その芽生えについてを考えてみます。

主な展示品:南紀寺遺跡(土器・土製管玉など)、美濃庄遺跡(滑石製品・土器など)、菅原東遺跡(車輪石など)、古市方形墳(埴輪)、上殿古墳(腕輪形石製品・銅鏃など)

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   土製管玉(南紀寺遺跡出土)           滑石製品(美濃庄遺跡出土)

 

2 帯解の首長墳-ベンショ塚古墳-

 ベンショ塚古墳は、帯解地域に位置する5世紀前半の前方後円墳で、平成2年に奈良市教育委員会が発掘調査を行いました。その結果、3つの埋葬施設を確認し、甲冑や馬具をはじめとする豊富な副葬品が出土しました。これらの一部は市指定文化財になっており、古墳時代の副葬品を考える上で重要な古墳であるとともに、5世紀前半のワニ氏首長の古墳であると考えられます。

主な展示品:ベンショ塚古墳(甲冑・馬具・鉄鏃・農工具・玉・砥石・土器・埴輪など一挙公開)

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     ベンショ塚古墳出土品        

3 帯解地域の古墳

 帯解地域は、ワニ氏勢力基盤のうちの一つですが、多くの重要な古墳が存在しています。しかし、調査されたものが少ない上に、古い調査のものが多いため、詳細があまり知られていません。今回は、これらの古墳に光をあて、その重要性をみていただきたいと思います。

主な展示品:円照寺墓山2号墳(短甲、鉄鏃など)、柴屋丸山古墳(勾玉・銀釧)、中之庄上ノ山古墳(埴輪・土器など)、五ツ塚古墳群(石室の写真パネル)、帯解狐塚古墳(土器)、帯解黄金塚古墳(土器・凝灰岩)、上ノ口遺跡(土器・凝灰岩)

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    勾玉(柴屋丸山古墳出土)       石室石材の凝灰岩(帯解黄金塚古墳出土)    

4 ワニ氏勢力の展開

 ワニ氏の勢力範囲は非常に広大なもので、時期を追うごとにその勢力は拡大していきます。今回焦点をあてる帯解地域周辺でも、この古墳もワニ氏に関連するものなのか?!といった古墳があり、新たな視点からみることで、なじみのある古墳も違った見方ができることを紹介します。

主な展示品:杉山古墳(埴輪)、吉備塚古墳(画文帯神獣鏡・環頭大刀・埴輪など)

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        幅広突帯の大型円筒埴輪片                 画文帯神獣鏡
           (杉山古墳出土)
                   (吉備塚古墳出土)

会場

奈良市埋蔵文化財調査センター 展示室

開催期間

令和3年9月6日(月曜日)~令和3年11月5日(金曜日)

開催時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)

休館日

土・日・祝日。
ただし、11月3日(水曜日・祝日)は開館。

入館料

無料

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チラシ表 [JPGファイル/7.98MB]

チラシ裏 [JPGファイル/5.43MB]