令和2年2月に実施した子育て@ならのアンケートで、育児中のパパやママの生の声を聞きたいというご意見を多数いただきました。
みんなはどんな子育ての仕方をしているの?自分の子育ては正しいの?子育てには正解がないから難しいですよね。今回は、奈良市にゆかりのあるパパ4人がオンラインで集合して座談会が開かれました。家庭内での役割分担、ママや子どもとの関係性。日々の暮らしの中で感じていることを話し合ってもらいました。みなさんも一緒にパパの「リアルな声」を聞いてみませんか?
W.Nさん
僕の場合は一時専業主夫をしていたんですが、その時は子どもたちを保育園に入れてパート主夫っていうのを5年ぐらいしていました。妻は看護師なので一家の大黒柱でした。僕は主夫ですが、料理が苦手で・・(笑)なので料理は妻が主担当でそれ以外は僕が担当していました。
T.Sさん
朝はいつもバタバタなので、朝の役割分担を決めるようにしました。お風呂掃除、ゴミ出し、掃除機をかけるのは僕。食事や子どもの身の回りの用意は妻といった具合です。おかげで朝は喧嘩しなくなりましたよ。
N.Nさん
朝は妻と僕が一緒に子どもたちを保育園に送りに行って、お迎えは曜日で決めています。その後、妻は職場へ、僕は家に戻って部屋の掃除をしてから市内にある職場に行きます。あと、お風呂は僕が担当で、ごはんは妻が作ってくれます。
U.Tさん
妻も保育士で、今は育休中です。僕は職場が遠く平日は遅く帰ることもあるので、お休みの日は娘と過ごす時間を大切にしています。ごはんは妻が作ってくれてますね。週末はできるだけ洗濯とかできることは手伝うようにしています。
W.Nさん
なるほど。役割でわけているご家庭と、曜日でわけているご家庭もあって、それぞれのご家庭の都合で、工夫されているんだなと思いました。
W.Nさん
妻のためにしていることは、夜遅く帰ってくるときはなるべく外灯をつけていることとか、洗濯と掃除は僕がほぼ100%やっていることです。うち困るのが、スイーツも花も喜んでくれなくて・・。ポテチが好きだからポテチをプレゼントすればいいのかな。(笑)
U.Tさん
妻に感謝していることは、料理作りや、僕が苦手なところや頼りたいところをきちんとしてくれていることです。子育て観とか大切にしているところをちゃんと持っているので、そこを子どもの成長に繋げているところは感謝です。普段から感謝の気持ちとか、「ご飯うまいわ」とか伝えています。あと、おやつやケーキを買ったりしています。
N.Nさん
常に子どものことを考えてちゃんと叱っている妻を見ていると、子どもに対しての愛情の深さをものすごく感じます。子どもと面と向かって話している姿にすごいなと思います。向き合いすぎてしんどくなっていると心配になったときは、妻のために新しいお酒を買って帰ります。妻の好みを記憶して、渡すタイミングを考えています。(笑)僕は全く飲めないんですけどね。
T.Sさん
妻が仕事が休みの日でも毎朝必ずお弁当と野菜ジュースを作ってくれます。本当にマメによくやってくれていると思います。妻に「ちょっと甘いもの欲しいわ」って言われたら「わざわざ高いもの」を買って帰って・・お礼に「物」で懐柔しています。(笑)
W.Nさん
おもしろいですね。性別の違いかなぁ・・
妻は「行動」で、夫は「物」で返しているのかな。(笑)
W.Nさん
色々あるけど、夫婦で意見がぶつかった時は、なるべく妻の方に寄り添うようにしています。
N.Nさん
僕も最終的には妻の意見になると思います。
U.Tさん
僕も最終的には妻に合わせているところもありますね。でも、状況によって自分が本当に大切にしたいなと思うことは一緒に考えてすり合わせたいと考えています。何がいいかなと一緒に考えていく関係性が大事だと思っています。
W.Nさん
どちらかが我慢するんじゃなくて一緒に考えていけるって理想ですよね。
W.Nさん
妻が一人目を妊娠して、エコーで写真に写る長女を見たときです。
ゼリービーンズみたいな形が見えた瞬間に「顔だ!うわぁかわいい!」って思ったんですよね。それからバリバリ仕事を頑張るより、子育てをしたいと思いました。
N.Nさん
僕はパパだと実感したのは実はすごく遅いと思うんですよね。
産まれてきてからも実感湧かなかったんですよ。子どもとコミュニケーションがとれるようになったときに親として話したのがパパになったと実感した瞬間かな。
T.Sさん
産まれた日に病院に行って、看護師さんにオムツのかえ方を教えてもらっている時に、娘が僕の指をぎゅーって握ってくれたんですよ。そのときすごく嬉しかったです。でも、育児というと、しばらくはほとんど妻がやってくれてたんですけど、妻の育休が終わって、いざ共働きに戻ると今まで妻がやってたことは当然1人ではできなくなってしまって、妻に、「ちゃんとしてよ!」と怒られて。そのときに考えてみたらやっぱり無理があるな。もっとやらないといけないってことに気付いた。そこでスイッチ入ったのかな。
U.Tさん
産婦人科に行って、お腹の画像を見たときに、やっぱりどんどん大きくなっていってる。もう一つ命があると感じると、父親の実感が少しずつ湧いてきて。出産に立ち合って、産まれてきた子どもが泣き出したときに「親父になったな。」と思いました。
T.Sさん
姉弟のバランスが大事かなって思います。長女ばかり優先でやっていると長男から「なんでなん?」って言われます。例えばお風呂で洗う順番まで覚えているので(笑)「昨日お姉ちゃんから洗ったのになんで今日僕からじゃないねん!」みたいな(笑)
「ええやん。それぐらい・・いっちょまえに。」って思うけど気を付けていますね。
N.Nさん
上の子ども2人が3歳、2歳で、毎日すごく喧嘩するんですよね。あと、とにかくめちゃくちゃ走りますね。結構しんどいですけど、ついて行っていますよ。やっぱり下の子は、上の子を見てマネしたいっていうところがあるので、成長が早いなって思っています。
U.Tさん
今、ハイハイしてつかまり立ちをはじめたので、しっかり足の親指を使っているか気をつけています。あとは「楽しいね。」「かしこいね。」って言葉にして同じ目線で感情をのせて共感します。子どもとのふれ合い、手つないだり、手遊びをしたりしています。
W.Nさん
ついつい1人目の長女にきつくあたりがちだったんです。長女が5年生の頃に叱ったら、泣きながら「また私だけ叱られて」って呟いたんですよね。それを聞いたときに、「ああ、確かに。」って。娘の訴えに気づかされたっていうことがありました。そこから、子どもがやってることを認めて叱ることをなるべく減らしたいなと思いました。
U.Tさん
まだ子どもが9カ月なんで、もうちょっと大きくなったらお肉を一緒に食べたいです。(笑)
N.Nさん
今は子どもが小さくてどこにも行けないので、大きくなったら、みんなで旅行に行きたいです。6人家族で年に一回くらい、壮大なやつをやりたいですね。
T.Sさん
近々みんなでディズニーランドに行きたいですね。もうちょっと大きくなったら、僕は趣味でゴルフをやるので、家族4人でラウンドしたいと思っています。
W.Nさん
年に1回旅行いくとか目標を決めておいたらいいですね。うちはもう子どもが大きいので、目標は自立させることです。早く家から出て行ってほしい。(笑)高校生の長女なんて僕と一切話さないのでね。(笑)
T.Sさん
これまで、父親同士で子育てについて1時間話すなんて機会めったになかったですが、今後こういう機会があればいいなと思いました。
N.Nさん
他の方のお話を聞いていて、その時々で思っていたことを思い出しました。楽しかったです。
W.Nさん
みなさん多分まだまだ語りたいことがあると思います。私も正直もっとしゃべりたかったです。
U.Tさん
お父さん同士の意見交換って調整が難しいので、今日は参加できてよかったです。
全員
ありがとうございました。
子育てをするまでの生活にはなかった新しい発見や違いをみなさん楽しみながら、試行錯誤しながら「より良い」を見つけているんだなぁと感じました。パパが一緒に考えたり、迷ったりしてくれた毎日は家族にとって大切な時間としてずっと記憶されるのではないでしょうか。参加してくれたパパの皆様ありがとうございました。そして、この座談会が少しでも子育てに奮闘するみなさんの参考になれば幸いです。
さて、奈良市では子育てに奮闘するパパやご家庭に対して、様々な事業を行っています。ぜひご活用ください。