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史料保存館 ならまち歳時記~7月~
奈良の酒 南都諸白の歴史

 奈良の酒は室町時代のころから、おもに寺院で造られたので「僧坊酒」(そうぼうしゅ)と呼ばれ、とりわけ菩提山寺(ぼだいせんじ)(正暦寺)の酒が良い酒とされていました。安土・桃山時代には、それまでの濁酒(だくしゅ)にかわり、清酒の原型となる「諸白造り(もろはくづくり」、殺菌のための「火入れ」などの新しい技術が生み出され、奈良の酒は「南都諸白(なんともろはく)」と呼ばれる名酒として世に知られていました。

 当時の酒造りには、冬から春に造る夏酒、秋から冬に造る寒酒の二種類がありました。初夏には夏酒造りの「火入れ」が行われ、また江戸時代には夏向きの銘柄も造られており、夏は酒造りにとって重要な季節でした。 

 7月の「ならまち歳時記」では、今、改めて奈良ブランドとして注目されている「奈良の酒 南都諸白」の始まり、奈良の酒屋の歴史について紹介します。

【 期間 】 平成27年7月7日(火)~平成27年8月2日(日)
[休館] 月曜日(7月20日(月・祝)は開館)・7月21日(火)
【 時間 】 9時30分~17時 (入館は16時30分まで)
【 入館料 】 無料
【 主な展示品 】  『奈良奉行所町代日記』(個人蔵・市指定文化財)、『大和名所図会』、『奈良繁昌記』、『奈良新聞』、あられ酒関連施釉陶器(高天町出土、奈良市埋蔵文化財調査センター蔵)ほか

  

大和名所図会 菩提山
大和名所図会(やまとめいしょずえ)
秋里籬島(あきさとりとう)著 春朝斎竹原信繁(しゅんちょうさいたけはらのぶしげ)画 
寛政3年(1791)   
奈良県全体を網羅した全6巻7冊の地誌であり、名所旧跡の案内書です。室町時代に「僧坊酒」で知られていた菩提山正暦寺の図が掲載されています。
  

 

名勝豪商案内記讃岐屋  名勝豪商案内記菊屋 
讃岐屋の図 菊屋の図
大和名勝豪商案内記(やまとめいしょうごうしょうあんないき)
川崎源太郎編 明治17年(1884)  
明治前期の奈良町の名所・商家・職人・学校などが記されています。江戸時代からの造り酒屋であった讃岐屋兵介(さぬきやへいすけ)、菊屋治左衛門(きくやじざえもん)などの店の様子が描かれています。

 

 

奈良繁盛記 表紙 奈良繁昌記あられ酒の広告 奈良繁昌記 あられ酒の広告 
奈良繁昌記 表紙     あられ酒などの広告 
奈良繁昌記
西田誠三編 明治32年(1899) 
奈良の商工業に関する案内書です。「商業の案内」、「工職業之部」、「技芸及雑業之部」の三部構成になっています。あられ酒などの広告が掲載されています。

 

 

※写真の無断転載禁止

 

イベント情報

    開催日:2015年7月7日 から 8月2日
    場所・時間等:
    奈良市脇戸町1-1
    史料保存館
    開催しない日:
    2015年7月13日
    2015年7月21日
    2015年7月27日

このページのお問い合わせ先

教育総務部 文化財課 史料保存館 (展示期間、内容は変更することがあります)
電話番号:0742-27-0169

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