市民活動フェア2010

登録日:2012年3月16日


市民活動フェア2010

~ひろげよう!ボランティア・NPOの輪~

 奈良市内において活動している自治会やボランティア団体、NPO団体などが日頃の活動を紹介するとともに、広く市民の皆さまがこれらの活動についての認識を深めていただくことを目的として、市民活動フェア2010を開催しました。

 多くの市民の皆さまにご参加いただき、ありがとうございました。
※このイベントは終了しました。


■ とき  平成22年11月28日(日) 13時30分~16時30分

■ ところ
奈良市役所 中央棟6階 正庁

■ 概要

 市長あいさつ

 
皆さま、こんにちは。市長の仲川でございます。本日は、奈良市として初めて開催いたします市民活動フェアに、多数ご参加いただきましてありがとうございます。これから、どのように奈良のまちづくりを進めていくか、未来に向けて発展させていくかということを市民の皆さまと一緒に考えさせていただく場として、市民活動フェアを開催させていただきました。

 1995年の阪神・淡路大震災以降、日本全国で、ボランティアの方々が自分たちで地域を守っていこうという取り組みを進めておられます。私自身も、ボランティアやNPOとの関わりで仕事をさせていただいていたということもあり、これからの地域の公共は、行政だけではなく、地域の皆さまと一体となって担っていく取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 今日は、地域の住民自治組織である自治会の皆さま、それからボランティアの皆さま、NPOの皆さま、非常に幅広く公共の担い手の方々に来ていただいております。

 日頃、同じ地域で活動している団体同士の交流も、開催の狙いとしておりますので、皆さまには活発な意見交換や、交流を図っていただきたいと思っております。どうぞ最後までお付き合いください。
挨拶を行う仲川市長


 実践発表1~自治会の活動~

  山口清和奈良市自治連合会長より「自治会活動」について説明

 自治会活動は、清掃、防犯パトロール、防災、健康・文化教室、夏祭りなど、多様な活動について、自分たちの街を自分たちの手で良くしようという意気込みのもとに、各地区の地域団体とも協力しながら取り組んでいます。 

 ● 田原地区まち創り推進協議会
   
「田原地区の村づくり」 

 田原地区は水稲、茶などの栽培が行われている中山間地域で、昭和32年に奈良市と合併しました。平成15年度から、上下水道や水田の整備、小学校の統廃合や、隣接する月ヶ瀬村・都祁村との合併など課題が持ちあがったこともあり、村づくりの議論が本格的に始まりました。

田原地区の村づくりについての発表

 

 

 

 

 

 



 まず、地区の活性化に向けて田原まちづくり基本計画を策定しました。その際に地区の住民に対してアンケートを行ったところ「地区への愛着があり住み良い反面、不便である」という意見がありました。また、地区の現状・課題として、「住民の高齢化と人口減少」・「農林地の荒廃化」・「ムラ社会の機能低下」などが明らかになりました。
 そこで、まちづくりの基本的な考え方として「自然と生活環境を守り、みんなで創る 元気な田原」を目指すべき地域目標として定め、実施計画の策定と実践活動を行うため「田原地区まち創り推進協議会」を設立しました。

 協議会の主な活動としては、農産物直売所である「村おこしステーション事業」や、「田原やま里博物館関連事業」、「農地・水・環境保全向上活動事業」などが挙げられます。特に「農地・水・環境保全向上活動事業」では、農業施設の維持管理や農道の草刈りなどを共同作業で行ったり、環境向上活動としてホタルの生息調査や魚類の放流などを行っています。
 これらの取り組みを行うにあたっては、地区の自治連合会と地区内の各団体、まち創り推進協議会などが連携・協力して行う体制ができています。関心をもった人から、地域全体に課題を広げていくようなシステムを作ることが必要であると考えています。
 

 帝塚山南自治会サークル歴史文化教室
   
「人の輪を広げるまちづくり」 

 帝塚山南住宅は、奈良市の西の矢田丘陵の麓に位置する住宅街で、来年から小中一貫校になる富雄第三小学校や、帝塚山大学、近畿大学が位置する文教地区でもあります。

 最近では、60代・70代の高齢者が増えてきている一方で、現役世代や子どもたちが減ってきています。

人の『わ』を広げる街づくりについて発表

 

 

 

 

 

 


 しかし、高齢者の多くは、それぞれ特技を持っていますし、人の輪を広げ、元気な街をつくろうという思いで活動をしています。自治会では、奈良西消防署の協力を得て防災・避難訓練を実施したり、夏祭りで子ども神輿や出店を行ったりしています。また、小学生の登・下校時の誘導や、年末の防災・防犯巡回夜警などの活動もしています。

 また、自治会の中で、さまざまな自主活動グループがあり、積極的な活動に取り組んでいます。お年寄りの集まりである五十鈴会では食事やカラオケをしていますし、囲碁やゴルフの同好会、太極拳の集まりや、地域住民の学習会、公園の清掃活動なども行っています。
 歴史文化教室としては、大学から講師を招いて古代建築と瓦の歴史について学習するとともに東大寺や興福寺を見学したり、学習会との共催で原子力発電所を見学するなど、さまざまな活動に取り組んでいます。
 
 いずれにしても、まちを元気にするためには、そこに住む私たちが元気になり、その力を活かすことが大切だという思いで、まちづくりに取り組んでいます。


 実践発表2~ボランティア活動~

 
● 奈良市ボランティアセンター北野氏より「ボランティア活動」について説明

 ボランティア活動は、個々の思いが基本となって活動し、人と人とのふれあいを育むことが特徴です。奈良市ボランティアセンターにおいては、ボランティア活動の場所の提供や、ボランティアに関する相談や情報提供を行っています。


 ● われもこう
   
「地域で福祉のまちづくり活動」

 ボランティア団体「われもこう」は右京地区で活動しています。右京地区は平城ニュータウンのベッドタウンであり、かつては若い町でしたが、近年、高齢化が進行してきました。
 地域の障がいを持つ子どものリハビリ訓練に取り組んだことがきっかけで、昭和57年に「われもこう」の活動を始めました。 

 

地域で福祉のまちづくり活動について発表

 

 

 

 

 

 



 活動分野は、地域福祉・在宅福祉が中心で、食事作りや外出介助などさまざまなサポートや、地域内の病院に入院されていて身寄りのない方のお手伝いなどに取り組んでいます。地域との関わりとして、お食事会のサロンを月1回実施しています。これは、住民同士のつながりを作る場にもなっています。また、地域の包括支援センターや特別養護老人ホームの方に参加していただくことで、さまざまな相談に乗ってもらったり、福祉に関する情報提供をしてもらっています。また、幼稚園児との交流も年1回実施して楽しんでもらっています。

 最近ではボランティアの方も高齢化してきており、老いたものがお互いに支え合う老老ボランティアといった状況になっていると感じています。ですから、サロンに来ていただいた方にも、できることを、それぞれしていただいています。特に出席や欠席を取ることもなく、都合のいい時に出てきていただくという感じで、毎回30名ほど、参加していただいています。

 将来的には、自分たちで独自に拠点を持って、毎日集まるようなサロンを作りたいということが目標です。そうすれば、お年寄りの方がいつでも都合のいい時に来ることができるようになります。また、サロンを作ることで、若い方にも参加していただけるようになるのではと思います。

 ● むつぼし会
   
「視覚障がい者への支援」

 むつぼし会の名称は、点字の6つの点に由来しており、暗い夜空を導く「ほし」ということで、私達も視覚障がい者の方々と一緒に歩いて行きたいという思いで名づけました。きっかけは市役所の点字の学習会で、その時の修了者が集まって昭和58年に発足しました。

視覚障がい者への支援について発表

 

 

 

 

 

 

 


 点字による情報提供、外出支援、啓発を活動の3つの柱としています。今では、メンバーの数は40数名になっています。点字による情報提供としては、市役所が発行している広報全般について、むつぼし会が点字で対応しています。しみんだよりをはじめとして、水道だより、議会だより、ごみカレンダー、各課からの案内などについて、編集をして読みやすくして、点字で表して発送しています。また、点字の図書についても、視覚障がい者の方が希望する本について点字で表して送っています。また、年に6回、雑誌を作って発送しています。
 
 また、手引きによる外出支援については、病院やリハビリに通われる時だけではなく、趣味や余暇の外出についても対応したいと考えており、交流会で一緒に外出することもしています。最初は奈良市の方を中心にしていましたが、今では奈良県内の方にも輪が広がっています。

 啓発としては、視覚障がい者の日常生活を知ってもらうことを目的としています。今は小学校や中学校のボランティアの体験学習に力を入れています。子どもたちに障がい者と健常者が平等であることを伝えていきたいですし、時代に沿った啓発をしていきたいと考えています。

 いずれにしましても、むつぼし会では視覚障がい者やボランティアといった枠を取り払って、人と人とが共に歩んでいく社会を作りたいという目標を持って活動しています。


 実践発表3~NPO活動~

 
● 奈良NPOセンター廣岡氏によるNPO活動の紹介

 全国各地でさまざまなNPOが活動を行っています。奈良NPOセンターの役割としては、NPOなど市民活動を支援すること、ネットワークを作ること、未来の担い手を育成することなどが挙げられます。

 ● ナラ・ファミリー&フレンド
   「国際 日本語教室等」


 ナラ・ファミリー&フレンドは、異文化の交流や住みやすい地域を作ることを目的に1996年に設立されました。名前のとおり、奈良にいるファミリーとフレンドということで活動をしています。主な活動としては、外国人の方への日本語学習や、講習会・研修会、国際交流、インターンで来られる学生についても受け入れており、毎週日曜日に活動を行っています。

国際 日本語教室等について発表






 

 

 

 



 日本語学習については、ボランティアと学習者がマンツーマンでやっています。学習者は、アメリカ、中国、フィリピン、インドネシア、イラン、スウェーデンなどの出身の方が来ておられます。講習会では、スリランカの方とオーストラリアの方をお招きして、いろいろな話を伺いました。

 イベントでは、みんなで一緒にたこ焼きを作ったり、クリスマスパーティーなどをしています。インターンの学生さんが中心になって企画をして下さることもあります。こういった催しものの場で、歌を歌いたいとか、ピアノをしたいという方がおられれば大歓迎です。

 スタッフも含めて、会のメンバー全員が同じ立場で、楽しみながらさまざまな活動に取り組んでいます。

● 秋篠川源流を愛し育てる会
   「環境 河川域保全・美化」

 秋篠川源流を愛し育てる会は、秋篠川の源流で景観保全を中心としたまちづくりの活動をしています。秋篠川源流域の多くは住宅街になっていますが、土手には花も咲いているなど自然を身近に感じられる川です。

 

環境 河川域保全・美化について発表

 

 

 

 

 

 





 この会が発足したのは、奈良市制100周年記念事業の市民公募イベントに、地元のランニング仲間が応募して採用されたことがきっかけとなっています。採用を受けて会を発足させ、秋篠川沿いに桜の木を植樹するとともに、地域ふれあい植樹祭を行いました。現在は156組の桜の里親がおられますが、個人や家族をはじめ、自治会・学校・企業・趣味のサークルなど非常にバラエティに富んだ構成になっています。

 現在は”ふれあい”と”いこい”と”ときめき”のあるまちづくりを目的として活動しています。月に1回、秋篠川の清掃活動と桜並木の世話もしています。清掃の参加者数が増えている一方で、回収するごみは減ってきています。また、地域の交流の場として、桜の里親のつどいや、桜まつりなどを開催しており、地域の皆さんが話に花を咲かせておられます。その他にも、子ども達にも楽しんでもらっている川遊び大会や、秋篠川自然観察会、秋篠川のすべてを歩いて見よう会などを開催しています。なお、このような活動をする資金として助成金を活用していますが、苦労しているところです。

 この活動をしてきたことでさまざまな方々とのネットワークが広がりました。また、川が美しくなるとともにゴミを捨てる人が減り、川に関心を持つ人が増えている、地域との結びつきが強まるなど、いろいろな効果が表れていると思います。
 今後は、奈良市の「水と緑のネットワーク」づくりへの協力や、登美ヶ丘中学校と協力したホタルの里作り、生き物掲示板の設置、水質の改善、地域と連携したNPO発信のまちづくり、大和川全域で河川環境保全などに取り組みたいと思います。

  閉会のあいさつ
   (山口清和奈良市自治連合会長)

 みなさん、長時間にわたりまして本当にありがとうございました。奈良市自治連合会は、市民活動フェア2010の主催団体の一つとして、協力をさせていただいたことから、最後に挨拶をさせていただきます。

 ご参加いただきました皆さまには、長時間お疲れさまでございました。

閉会のあいさつ

 

 

 

 

 

 

 


 本日の実践発表を通じて、自治会やNPO、またボランティア団体などが、それぞれの地域課題の解決に取り組み、成果を上げていることがご理解いただけたと思います。

 それぞれ地域で活動をしているものが、お互いの理解が進んでいない状況があることは、残念ながら否定はできません。この市民活動フェアは、まずはお互いをよく知り、理解する機会を提供することとして開催させていただきましたが、今回のこの目的は達成できたのではないかと私は思います。

 これからも、自治会、NPO、ボランティアの団体それぞれが、よりいっそう効果的な取り組みをするために、お互いを尊重しながら、共通の公共的な目的実現のために一緒に行動するということが求められております。

 地域力の向上を目指し、このような取り組みを断続的に行い広げていく必要があります。関係者の皆さまには引き続き、ご尽力をいただけるように、よろしくお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。本日は、本当にありがとうございました。


■ 展示コーナー出展団体

 ● 
明治地区自主防災・防犯協議会【防災・防犯】

 ● 
むつぼし会【点字物】
  
 ● 
美杉会【福祉施設での活動と習字作品の紹介】

 ● あかね会 【古着リサイクル・手芸】

 ● VG ウインドウズ 【資源の再生】

 ● NPO法人奈良NPOセンター 【NPO中間支援】

 ● NPO法人宙塾 【環境菜の花プロジェクト】 

 ● すぎのこ文庫(佐保田) 【子ども 家庭図書】

 

展示

展示

展示 展示
展示

展示


■ アンケート結果


 アンケート回答者:61名

【所属団体について 】
(複数回答)

 自治会など地域の団体 29名
 ボランティア団体 25名
 NPO団体 8名
 無所属 6名
 その他 2名

 自治会とボランティア団体の方が多く、既に何らかの活動をされている方がほとんどでした。今後は、新たに活動を始めようと考えている方々に来場いただけるよう、周知の方法を検討する必要があります。
参加者の所属を表すグラフ

 

 【フェアに来たきっかけ】(複数回答)

 自治会やボランティア団体、NPO団体の活動について知りたかったから 30名
 自分の活動の参考にしようと思ったから 21名
 友人・知人に誘われたから 11名
 他の団体と交流したかったから 10名
 その他 6名
 無回答 2名

 フェアに来たきっかけは、各種団体の活動について知りたかったという方が最も多く、次いで、自分の活動の参考にしようと思ったという方が多くなっています。いろいろな活動についての情報を取り入れて、自分達の活動の質を向上させたいという思いを持っている方が多いことがわかりました。
 今後、このようなフェアを開催する際は、より多くの情報を、よりわかりやすく来場者の方に提供できるよう、発表や展示の内容・方法を再検討する必要があると考えます。

参加者のきっかけを表すグラフ
 


【フェアで印象に残っているもの】(複数回答)

 実践発表 41名
    展示 15名
   交流会 4名
   その他 5名
   無回答 12名

 フェアで印象に残っているものとしては、実践発表を選んだ方が多数を占めており、展示や交流会を選んだ方は少数となっています。 
 実践発表の時間が延長し、交流会にあまり時間をとれなかったことも原因のひとつと考えられますが、次回に向け、展示の方法や交流会の進め方を再検討する必要があります。

フェアで印象に残っているもののグラフ
 


 【今後希望すること】(複数回答)

 発表や展示をする団体を増やしてほしい 26名
 1団体の発表する時間を増やしてほしい 10名
 交流する時間を増やしてほしい 6名
 活動をする上での相談コーナーがほしい 4名
 その他 7名
 無回答 19名

 実践発表は、各団体に割り当てた予定の時間を越えて発表される団体が多かったため、今後はしっかりと進行管理を行う必要があります。
 また、発表や展示をする団体を増やしてほしいという方が多かったので、次回は、1団体の発表時間を短くしたり、展示スペースを多く取るなど、より多くの団体に協力をいただくことを検討したいと考えます。
 また、相談コーナーがほしいという方もおられたので、そういった方々のために、分野ごとに相談ブースを設けることも必要かと考えます。

今後、希望するもののグラフ

■ 主催


  奈良市ボランティアセンター・奈良市市民活動推進課
  奈良市自治連合会・奈良市ボランティア連絡協議会・NPO法人奈良NPOセンター


イベント情報

    開催日:2010年11月28日 から 11月28日
    場所・時間等:
    [時間]13:30~16:30
    [場所]市役所中央棟6階 正庁

このページのお問い合わせ先

市民部 地域づくり推進課(協働推進係)
電話番号:0742-34-5193
Fax番号:0742-34-5194

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