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重大事件に関連したメンタルヘルスの維持について

更新日:2022年7月15日更新 印刷ページ表示

はじめに

惨事報道を視聴した方の中に、メンタルヘルス上の悪影響(PTSD)を起こす方がいると指摘されています。
奈良市内で起きた悲惨な事件の報道においても同様です。
ショックな事件による精神的なつらさは、苦しい体験ではありますが、「悲嘆反応」といい、当然のことで健康な反応です。多くは時が経てば軽くなっていくと言われています。
しかし、事件から数週間経過しても、「眠れない、夜間に途中で起きてしまう」「食欲がない」などが続くようであれば、一度精神科や心療内科の医師にご相談ください。

惨事報道に触れる際には、専門家によって心の健康維持のため、次のような工夫が推奨されているので紹介します。

 
対象者 留意点 備考
成人・子ども 惨事報道の刺激は必要最小限にしましょう 惨事報道に接した量と心理的反応が比例することが知られています
同じ内容の惨事報道を繰り返し見ないようにしましょう 繰り返しの視聴は、ストレス反応を高めることが知られています
衝撃的な映像の視聴を避けましょう 衝撃的な映像は、ストレス反応を高めることが知られています
「ながら見」は控えましょう 「ながら見」で不用意に惨事報道にさらされて、過剰な刺激となるリスクがあります
トラウマの体験者や精神疾患を抱える人は、惨事報道によって不調になりやすいです 惨事報道を見ることで、過去のトラウマ体験への反応や現在の苦しみが高まることがあります
子ども 子どもの年齢と発達を考えて、惨事報道との距離の取り方を決めましょう 子どもは、成人と比べて、安全・安心への不安がより高くなります
子どもの惨事報道の視聴時間を親が制限しましょう 頻回の視聴は、ストレス症状を高めることが知られています
子どもが、トラウマティックな内容に不用意にさらされないようにしましょう 子どもの年齢と発達に応じて、大人が管理し、衝撃的な内容が子どもの目に触れないようにしましょう

引用:(一社)「日本トラウマティック・ストレス学会」資料より

相談先について

奈良市民の方へ

精神保健福祉相談
奈良市保健所保健予防課精神保健難病係
電話番号:0742-93-8397
電話対応時間:月曜日から金曜日まで(8時30分~17時15分)
※祝祭日を除く

奈良市民以外の方へ

厚生労働省ホームページ:全国精神保健福祉センター一覧│全国精神保健福祉センター長会 (zmhwc.jp)<外部リンク>