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ジャガイモによる食中毒の発生について

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 過去に奈良市内の小学校において、校内で栽培したジャガイモを食べ食中毒となった事件が発生しました。
 ジャガイモの発芽部分や日光に当たって緑色になった皮の下の部分には、多くのソラニンやチャコニンのような有毒成分(ソラニン類)が含まれています。

 ソラニン類を多量に含んだ部分の除去が不完全だと食中毒を起こします。
 ジャガイモのソラニン類を取り除かずに調理して食べてしまうと、食べた直後に苦味、えぐ味などの違和感を感じる場合があり、食後20分くらいから、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢等の症状が出ることがあります。一般的に軽症のことが多いですが、まれに呼吸困難などの重い症状となる場合がありますので、このような症状が出た時は、速やかに医療機関を受診してください。

 ソラニン類は、加熱してもそのほとんどは分解されませんので、芽や緑色の部分のあるジャガイモを調理する際は、皮を厚めにむき、芽や緑色の部分だけでなく、そのまわりの部分も多めに取り除きましょう。また、中まで緑色になったジャガイモは食べるのをやめましましょう。

食中毒予防のポイント

調理

ジャガイモに芽や緑色の部分があったら、皮を厚めにむき、芽や緑色の部分だけでなく、そのまわりの部分も多めに取り除きましょう。また、中まで緑色になったジャガイモは食べるのをやめましょう。

保存

  • ジャガイモは、暗くて涼しい場所に保管しましょう。
  • 常温で保存する場合は、新聞紙で包んでかごに入れるか、ネットに入れるなどして、通気性をよくし、日光に当たらない風通しのよいところで保存しましょう。
  • 冷蔵庫で保存する場合、野菜室が適当でしょう。

家庭菜園などでのジャガイモの栽培では、

  • ジャガイモが地面から外に出ないよう、きちんと土寄せをしましょう。
  • 十分に熟して大きくなったジャガイモを収穫しましょう。
  • 収穫するときは、ジャガイモに傷をつけないようにしましょう。

参考リンク