本文
世界遺産学習は、世界遺産や地域遺産、伝統文化や自然環境等を通して、地域に対する誇りや地域を大切に思う心情を育み、持続可能な社会の担い手としての意欲や態度を養う学習です。
奈良の文化財の価値を学ぶことをとおして奈良の良さを知り、「奈良で学んだことを誇らしげに語る子どもの育成」を目指すために、奈良国立博物館の協力のもと、夏休みの特別企画「親子で学ぼう 奈良の仏像」を下記のとおり実施しました。
記
〇日 時 令和5年7月27日 木曜日、28日 金曜日
10時00分 開始
10時10分 仏像館見学
11時00分 仏像についてのお話やクイズ
11時40分 仏像の衣装に着替えて記念撮影(希望者)
11時45分 終了
〇場 所 奈良国立博物館
〇主 催 奈良市教育委員会 奈良国立博物館
〇参加者 小学3年生~5年生までの児童とその保護者 110名(2日間合計)
〇当日の様子
7月27日 木曜日及び28日 金曜日に奈良国立博物館にて、夏休み特別企画「親子で学ぼう 奈良の仏像」を開催しました。両日とも、朝から気温が上がり大変暑い日となりましたが、2日間で110名に参加していただきました。
参加者は、まず、奈良国立博物館仏像館を見学し、ボランティアガイドの説明を聞きながら、様々な仏像等の文化財に親しみました。見学中には、仏像のレプリカに衣装を着せるといった体験型のワークショップも催され、楽しみながら見学する様子が見られました。
次に講堂に戻り、ボランティアガイドによる、仏像についてのお話とクイズを行いました。ボランティアガイドのお話を熱心に聞いたり、笑顔でクイズに参加したりする様子が見られました。
最後に、希望者による仏像の衣装に着替えての記念撮影会を行いました。
令和6年2月29日(木曜日)市立済美小学校の5年生が、福井県の小浜市立美郷小学校の6年生とオンライン交流を行いました。東大寺修二会の「お水取り」と小浜市で行われる「お水送り」について互いに学んだことを伝え合いました。
まずはじめに、美郷小学校から小浜市の特色や産業について発表を行い、その後、グループに分かれて「お水送り」の発表を行いました。
グループ交流では、済美小学校の子どもたちが思い思いの疑問や感想を伝え、それに対して、しっかりと返答する美郷小学校の子どもたちの姿が見られました。
奈良国立博物館によるオンライン中継授業を今年度は、市立小学校2校で実施しました。奈良国立博物館と各学級がオンラインでつながり、仏像館から4K カメラによるライブ中継された貴重な仏像の数々が、手元のタブレット端末に大きく映し出されました。
子どもたちは、普段は見ることが難しい仏像の表情の細部まで目の前の画面で見ることができ、手元のタブレットにチャットで質問や感想を書き込む等、主体的に学習に臨む姿が見られました。
令和6年2月28日(水曜日)に市立朱雀小学校6年生が、NHK奈良放送局の協力のもと、VR体験授業を行いました。自分たちの町の防災についての当事者意識を高めるために災害の現場をVRで視聴しました。
グループごとにVRゴーグルを装着し、テレビ画面では感じることのできない臨場感を体験しました。体験した子どもたちからは「とてもリアルに感じて、怖さを感じた。」等の感想がありました。
自分たちの町を未来にのこしていくために、災害を自分事として考えていくためのきっかけとなる学習になりました。
奈良には、本当にすばらしいものがあります。そのことを、多くの人に知っていただきたいと思い、副読本「奈良大好き世界遺産学習」をデジタル化し、WEBに掲載しました。世界遺産「古都奈良の文化財」である東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡の8つの資産を紹介しています。また、奈良の観光地や世界遺産学習教材なども掲載していますので、奈良を学ぶきっかけとして活用してください。
※WEB上で紹介されている世界遺産の情報や写真は、最新のものではない可能性があります。詳しくは、各サイトのHPでご確認ください。